みなさま、ごきげんようでございます。
6月6日に関東甲信が梅雨入りしたので、つぎは越ね、
越もいよいよ梅雨入りなのね……から1週間、いまだ梅雨入りせず。
越後は本日もさわやかないいお天気でございます。
せっかくお天気がいいのでお庭でユスラウメの収穫を行いました。
そして人生初、ユスラウメの果実酒を作りました。
あぁ完成が、乾杯が、たのしみだわ~。
ユスラウメの実がおいしくなった!
毎年、なにも手をかけていないのに、水さえあげていないのに、
黙ってたくさんの実をつけてくれるユスラウメ。
ピカピカに輝くユスラウメの実を見るたびに
宮沢賢治さんの「雨ニモマケズ」の一節
ホメラレモセズ
クニモサレズ
を思い出してしまうのはわたしだけでしょうね……
いやだってですね、
以前にも書きましたが我が家のユスラウメの実の味ったら
そのあでやかな容姿とは裏腹にものすご~くぼんやりさんなんですもの。
従ってユスラウメの実が人間の口に入ることはなく
ひたすらに近隣の鳥さん御用達フルーツとなっていたのでありました。
じつは1回だけユスラウメの実でジャムを作ったことがありました、そういえば。
しかしあぁぼんやりした味のユスラウメで作ったジャムはやはりぼんやりした味、
なんならお砂糖の味しかしないジャム、でありました。
あまりのマズさにそっとサヨウナラをしたのは内緒の話……
とまぁあまりといえばあまりの冷遇を受けていた我が家のユスラウメ。
しかし今年のユスラウメはひと味違いました。
どうしたことか……おいしくなっているではありませんか!
酸味と甘みのバランスが取れた果実の味になっている。
薄めのサクランボといった味になっている。
じぶんで育てておいてなんですけれど
まったくなぜおいしくなったのかに心あたりがありません。
果樹は気が成長するほどに味が良くなる、と聞いたことがあるけれど
それぐらいしか思い当たる節がないなぁ。
ようやくおいしい実をつけるほど木が育った、ということにしておきましょう。
で、このまま食べてもいいのですけれど
せっかくなので以前から気になっていた果実酒を作ることにしました。
ユスラウメの果実酒
まずは庭に出てユスラウメの収穫。
ぜんぶ採ってもよかったのだけれど鳥のご一行様のために3分の1ほどを残しましたよ~。(中腰で収穫していたら腰が痛くなっただけ)
ざっと1㎏のユスラウメが採れました。
あとはお砂糖といっしょにお酒に漬けるだけ。
果実酒って思っている以上に手軽にできます。
① ユスラウメ1㎏
② 氷砂糖やてんさい糖、キビ砂糖など分量はユスラウメと同量が基本
わたしは甘いお酒が苦手なのでユスラウメ1㎏に対しキビ砂糖400g使用
③ ホワイトリカーもしくはアルコール度数20度以上のお酒
果実酒を作るときには度数の高いお酒を使います。
わたしはこれ、腐敗防止のためだとばかり思っていたのですが
アルコール度数20度未満のお酒で果実酒を作ることは
酒税法で禁止されている行為なのです。
……ハハハハ~、知らなかったわ。
今回の記事のためにあれこれ調べていて知りました。
① ユスラウメを洗い水分を拭き取る
② 保存容器を煮沸かアルコールで消毒しておく
③ 保存容器の中にユスラウメと砂糖を入れる
④ ユスラウメの実がひたる程度のお酒を入れる
⑤ ときどき瓶を振りつつ冷暗所に置き1か月ほどで完成、
アルコール度数の低いお酒で漬けた場合は冷蔵庫に入れる
1か月後がたのしみです。
毎日ノリノリで瓶を振っちゃいそうだわ。
完成しましたら味のご報告をいたしますのでお待ちくださいませ。
おしまいに
これで我が家にある果実酒はユスラウメ、梅、カリンの3種類となりました。
(カリン酒は風邪でのどが痛いとき専用)
上手に作れるようになったらお酒の種類を変えたり、
ハーブやレモンなどを加えてみたりしようかしら。
果実酒の瓶を眺めながらお酒を飲むのもおつだわね。
……と飲兵衛の妄想は続くのでありました。
本日のお言葉
ユスラウメを食べた家族、いまだにサクランボだと思っているご様子……