自称・園芸力の低い園芸好きの私です。
が、そんな私にしてはめずらしく毎年実のたくさん生る果樹を育てています。
その奇跡の果樹の名は「ユスラウメ」。
春には可憐な花が、初夏には宝石のような実が生るユスラウメ。
ただ惜しむらくはその果樹の味がね……
なんと言いますか不味からず美味からず……
あくまでも自分勝手に想像していた味とはずいぶん違うのです。
あぁ結局はへっぽこ園芸なお話となりますがレッツスタート……
ユスラウメの実は一粒残らずスズメのお腹に
庭のユスラウメが今年も鈴生りです。
サクランボのようなピカピカの赤い実が枝にびっしりと生っています。
同時にスズメ御一行様も集まって来ます。
スズメも2~3羽ならちゅんちゅんと可愛いですが5羽以上になるとやかましい……
ケンカ越し?な勢いで鳴きながらユスラウメを食べています。
庭には果肉をかじられたユスラウメの実があちらこちらに散らばりますが、虫たちのごちそうになるのかいつの間にか消えていきます。
スズメだけではなく時には山鳩(キジバト)ご夫婦やヒヨドリも来ている模様。
期間限定鳥御用達の人気レストランになっているのかな?
ちなみに山鳩(キジバト)は毎年このくらいの時期になると夫婦で現れます。
歌っているような鳴き声が面白いですよ。
それにしても毎年ユスラウメはたくさん実をつけてくれます。
ほぼ植えっぱなしで肥料もあげていないのに。
ユスラウメとはどのような木?
ユスラウメは「山桃桜」「梅桜」とも書きますが、バラ科の落葉樹で中国が原産地です。
成長しても樹高は3メートルほどにしかならず、寒さに強いので北陸地方の我が家でも元気に育っています。
サクランボのような赤い実をつける木と真珠のような白い実をつける木の2種類がありますが、どちらも春先には白くて可憐な花を咲かせます。
それで果実酒を作ったら赤と白の実で縁起のいいお酒になるかな?
地植えにせずに鉢植えや盆栽として楽しむ人も多いそうです。
ユスラウメの実は美味しい?
実はユスラウメを植えたのには、自家製のフルーツをもいで食べるなんてちょっとオシャレ&おやつ代もすこし浮くなという下心があったことは否めません。
そして初めて実が生った年に大いに期待をして食べたのですが……
う~ん。
良く言えば優しい味、正直に言えばぼんやりした味。
(あくまで私個人の感想です)
見た目がサクランボなのでつい甘酸っぱい味を想像していたのですが、とにかくはっきりとこれ!という主張のない味というのか……
味ははっきりしないものの実には食欲不振、消化促進、利尿作用や整腸作用などの効果があり、生薬や種を使った漢方薬もあるほどです。
お好みですが生でそのまま食べるよりも、果実酒やジャムにしている方が多いのではないかな……だってぼんやりした味だもの(2回目)(個人の感想です)。
おしまいに
ものぐさ母さん(=私)がいる我が家では人間用にはならずスズメ御一行様用になる可能性大ですな。
スズメ御一行様をはじめとした鳥のお客様が我が家のユスラウメを食べて健康になってくれれば幸いであります。