秋が日ごとに深まりつつある今日この頃。
まぁなんだかんだと理由をつけては1年中、美味しくお酒をいただいておりますが寒くなるほどに恋しくなるのが赤ちょうちんの灯りでありますね。
しかしながらこのご時世、ゆっくりと外でお酒を楽しむのはちと厳しい。
そこでおすすめしたいのがおうち居酒屋。
おうち居酒屋とはすなわち居酒屋さんごっこですね。
我が家でもちょいちょいしております。
今回はそんな我が家のおうち居酒屋の様子をちらりとお伝えいたします。
おうち居酒屋を楽しむために必要なモノ
おうち居酒屋をするためになにがいちばん必要か?
そりゃとことん凝ろうと思えばちょうちんぶら下げてもいいし手書きのお品書きをさらりと用意してもいいし、なんなら着物を着てかっぽう着姿になってもいい。
そしてBGMにはジャズやしっとりしたインストルメンタル、はたまた渋~く演歌を流してもいい。
・・・しかしまぁ現実にはここまではね・・・ちょっとね・・・大変よね。
そこで我が家が取り入れているのが本日のおちょこを自分で選ぶシステムです。
普段はかごに入れて収納しているおちょこやぐい呑みをお盆に並べて「さぁ今夜はどれで飲む?」と選ぶというもの。
喫茶店でもコーヒーカップを選べるところがありますよね。
おなじコーヒーでもカップによってなんとなく味が違う気がするから不思議、なあの方式。
おちょこやぐい呑みもそれとおなじでお酒を入れた時の風情や手に持った時の感触、口当たりなどが違うのですよ。
旦那さんと「今日のおかずは○○だからお酒は○○にしようか?」「だったらこのぐい呑みがいいんじゃない?」なんて話しながら選ぶ時間もまた楽しかったりして。
もともと酒器(とっくり、片口、おちょこ、ぐい呑み)が大好きなのでおうち居酒屋を口実にもっと集めたいという秘めた野望があることはここだけの話。
ついでにいま狙っているのが色鮮やかな九谷焼の酒器。
それと漆塗りの片口。
遊び心いっぱいの高知名物べく杯もいいなぁ。
なんて野望がとどまることを知らずな状態です。
で、僭越ながら言わせていただきますとこれからおちょこやぐい呑みを買う予定のあなた。
あのですね、この手のものはわりと「夫婦おちょこ」とか「徳利1本、おちょこ2個」みたいな感じでセット販売されているものも多いのですがセットで買うより1個ずつ買うことをおすすめします。
いやだね!絶対に夫婦でお揃いがいいの!!という方はそれでいいとして・・・おちょこやぐい呑みを選ぶ楽しみを味わいたい方はぜひいろいろな形、色、窯元のものを揃えられますように。
そのほうがのちのちおうち居酒屋をする際に役立ちます。
おうち居酒屋にちょうどいいお通し
さて居酒屋ですからお通しがあるとさらにそれっぽい雰囲気が出ます。
おうち居酒屋のお通しであるからそれほど手の込んだお料理である必要はありません。
我が家の場合はお料理以前のお通しが多いかな?
たとえばほどよく炙った海苔でスライスチーズをはさんだ「海苔チー」。
はたまたゆで卵を一晩、麺つゆ+水に漬けておいた「煮卵」。
そして日本酒党にはたまらないホタルイカの干物。
ライターでちりりと炙ったこれを口に入れると香ばしさと肝のホロ苦みとイカの凝縮されたしょっぱい味がね・・・たまらん。
ホタルイカの干物をまだ食べたことがない方のためにもう少し付け加えますとこれね、こうして炙って食べるのはもちろんですが個人的にはアンチョビ代わりにパスタに使っても美味しいです。
オリーブオイルにホタルイカの干物(そのままか細切り)、ニンニク、鷹の爪を入れて茹でたパスタとともに軽く炒めるとザ・日本のおつまみがオシャレなイタリアンに変身でございますよ。
お通しですからあまり肩ひじ張らずとにかく簡単な、それでいて美味しいものを選びましょう。
本番はこの後だ!
おしまいに
おうち居酒屋、楽しいですよ。
酒器を選んだりお通し見つくろったり。
なにより多少飲みすぎちゃっても帰りの心配をしなくていい!!←
今年は(残念ながら)忘年会や新年会もなくすところが多そうです。
そのぶんもおうち居酒屋で乾杯いたしませんか?
本日のお言葉
「我が家は越後美人の女将つき!」と私が言って旦那氏が苦笑いするまでがワンセット・・・