カラスの巣立ち
ここ3~4日ほど、朝の5時からカラスの鳴き声で起こされる日々です。
鳴き声とは言っても集団ではなくて1羽。
しかしたった1羽の鳴き声とは言え、大音量です。
カラスは小さな声で鳴くということはできないのかしら?
鳴き方もよく夕方などに聞く「かぁ~かぁ~」というのんびりした感じではなく、切羽詰まったようなSOS的な「かぁ!かぁ!」という鳴き方。
どんな目覚まし時計より強烈ですよ・・・。
声の主を見てみれば、まだ身体も小さく足元もよろよろ気味の子ガラス。
ご近所さんの塀の上や駐車場の屋根に必死でしがみついているものの、この後どうしたらいいの?助けてぇ~、てな感じです。
巣立ちを見守る親ガラス
まだ上手に離発着できない子ガラスのそばには必ず親ガラスがいます。
そばとは言っても少し離れたところから見ています。
そして時々必死で鳴く子ガラスを励ましているのか「かぁかぁ」と声をかけているのです。
早朝なのでめったに人も通りませんがたまに人やバイクなどが来ると子ガラスのそばへ行き、通り過ぎると自分もまた元の場所へ戻っていきます。
よれよれしている子ガラスにもしも人が手を出そうものなら親ガラスはそれこそ命がけで子供を守るために攻撃してくるとか。
ちなみに人が攻撃される場合は後ろから爪で蹴られることが多いので、ご注意を。
子ガラスが上手に巣立ちができるまでは決して近寄らないことですね。
親戚のおばちゃんくらいの気持ちで温かく見守って、早朝から大音量で起こされても文句は言いません・・・。
人間はカラスのように子供を上手に巣立たせているのか?
最近、インターネット上で「卒母」という言葉を目にする機会が増えました。
これは漫画家の西原理恵子さんが16年間連載していた「毎日かあさん」の終了に向けて話された言葉がきっかけです。
「子育て終わり。お母さん卒業。各自解散!」、経済的な援助は続けるけれどそれ以外の干渉はしない方針だそうです。(西原理恵子さんのお宅は下の娘さんがまだ高校生なので経済的な援助は必要です)
この言葉に共感するお母さんたちは多いのでは?
だって子育てって区切りはあるけれど終わりが見えづらいもの・・・。
進学・就職・結婚・・・いつまでも心配のタネは尽きません。
一生お母さん(お父さん)ではあるけれど上手に子離れ・親離れできないと。
子離れ・親離れと言ったって親子の縁を切るわけじゃなし、つまりは精神的にも経済的にも自立するということなのですが。
これがねぇ、なかなかねぇ、もごもご・・・。
カラスのように、巣立つまでは命がけで守るけれど巣立ってからは自分の力で生きていきなさいよ、という風にできるかな?
そもそもちゃんと巣立てる人に育てられたのか?
園芸と同じで思うように育たないところが子育ての面白さなのですけれど、今まさに巣立ちの時期を迎えつつある我が家、お母さんの内心は穏やかではありません。
このように考えること自体が子離れしていないのかしら?
おしまい
卒母・卒父・卒親。
いやしかし自分も親からちゃんと卒業できているのか、ふと四半世紀も経って思います。
どうすれば子供を親から卒業させるか?試行錯誤の日々が続きそうです。
それに私以上に子離れできそうもない人が・・・。
たぶん子供達が独立したら淋しすぎてペットを飼い始めそうな人が・・・。
旦那さんよ、あなたのことです。
「旦那さんをカラスのもとへ修行に出したい」