日本中がよろこびに湧いている2022年11月24日。
みなさま、ごきげんようでございます。
カタールで開幕したサッカーのw杯、
昨夜日本はドイツとの初戦を大金星で飾りましたね!
たぶん世界中のほとんどの人々が日本の負けを予想していたのでは?
まだ初戦ですから「勝って兜の緒を締めよ」ではございますけれど
うれしいニュースっていいですね。
そこであからさまに便乗しちゃうのですが
日本の国旗は日の丸弁当にも例えられますでしょ。
であるからして本日の記事は梅干しであります。
では便乗&強引な記事、スタート。
9年目の梅干し作り
梅干し作りも今年で9年目を迎えました。
今年は梅干しのほかに梅シロップも作りましたので
例年6kg作っていた梅干しを4㎏、梅シロップを2㎏、としました。
9年目の梅干し作りともなれば慣れたもので……といかないのが
梅仕事のおもしろいところであり、むずかしいところです。
今年はなんと言いましても過去最速の梅雨明け(のちに気象庁が訂正)、
そして梅雨明けしたはずなのにいつまでも降り続く雨に振り回されました。
今年は梅4㎏(232個)、粗塩800g(塩分20%)で仕込みました。
*梅干し作りの工程はぜひ過去記事をご覧くださいませ
昨年は塩分18%で作ったのになぜ今年は20%で?
……もうね、無意識のうちに20%ぶんの粗塩を入れちゃっていたのです。
そのことに気がついたとき我ながら老いを実感いたしましたよ、トホホ。
途中で赤シソも加えて作業は順調に進んでいったのですが……
さぁいよいよ仕上げの土用干し、のタイミングで天候不順。
雨、曇り、雨、雨、雨……涙雨。
もうね、8月の初旬は週間天気予報とにらめっこの日々でした。
梅干しを干し上げるには連続して4日間の晴れた日が必要です。
*わたしの場合、1日目と2日目は朝から干して夕方は梅酢へ戻し、
3日目は1日中干して夜露にあて、4日目に半日干して完成
梅干しの作り方の本を読むと「連続して干さなくても梅干しが
理想の干し具合になるまで何日(何回)でも干せばいい」と
書いてありますが……できれば一気に干し上げたい。
梅を干すたびにあれこれとベランダに道具を出したり片づけたりするのは
面倒なんだよ~(本音)。
ようやく連続して晴れそうなのが8月の20日前後。
祈るような思いでその日を迎え、ついに干せたのです。
↓ パッと見には全部同じに見える梅の変化ですが……
1日目
2日目
3日目
じゅうぶんなお日さまの陽射し(紫外線)とほどよい風のおかげで
今年も無事に梅干しが完成しました。
例年よりも漬けこんでいた時間が長かったせいか、
いままで以上にしっとりやわらかな梅干しとなったのは予想外の収穫です。
初めての梅シロップ作り
今年は梅干しのほかに初めて梅シロップを作りました。
というのも以前に梅酒を作りましたところ家族から大好評だったのは
いいのですが……
①梅酒は仕込んでから飲めるようになるまで1年かかること
②梅1㎏で作った梅酒1,8lなんてあっという間になくなること
の2点におきまして大酒飲みの我が家向きではないことが判明いたしました。
ではもっとたくさん梅酒を仕込めばいいって?
梅代と容器代が数倍かかる&保管場所がない、ので却下。
そこで今年は梅シロップを作ることにしました。
梅シロップであれば炭酸水で割れば梅ジュース、
焼酎で割れば梅サワー、
割って飲むのだから当然長持ちする(甘い予想)。
梅シロップの材料は梅1kgに対して氷砂糖1㎏が基本とされています。
慣れてくれば氷砂糖の代わりにほかの砂糖を使ったり
砂糖の量を好みで増減したりできますが、
今年はなんと言ってもお初ですのであくまでも基本に忠実に作りました。
作り方は消毒した容器の中によく洗ってヘタを取った梅と氷砂糖を
交互に入れていくだけ、とこれまたシンプル。
しかしながら最大の敵であるカビが出ないように
梅のエキスがじゅうぶんに出るまでは毎日2~3回容器を振ることが大事です。
↓ 漬けてから2日目の梅シロップ。まだ梅の実は青々しています。
梅シロップを漬けて2日目の夜。
天気予報が「明日から猛烈に暑くなる」と伝えていました。
うむむ……マズイ。
暑いとカビが出るかもしれない。
そこで急遽、梅シロップに米酢150mlを加えました。
ほんとうは梅シロップの作り方でよく紹介されているりんご酢が
よかったのですがないものは仕方ないし、酢であることに違いはない。
酢を入れてから氷砂糖の溶け方が早くなりました。
↓ 梅シロップ3日目。酢の影響か梅の実の色も変化。
↓ 梅シロップ1週間目。完全に梅の実がエキスに浸かる。
↓ 梅シロップ1か月目・完成。
完成した梅シロップのお味は極めてさわやか。
鼻から抜ける梅の芳香よ。
梅の風味とお酢の効果が相まってきりっとさわやかで甘くて美味。
これはもう来年も作らねば、な出来栄えでございました。
……そして梅2㎏で作った梅シロップですが大好評につき完成から2ヶ月でなくなりました。
持ち具合で言うと梅酒とおなじくらい?
梅シロップの梅で梅漬け作り
梅シロップを作る、と決めたときにふと浮かんだ疑問があります。
「梅シロップを作ったあとの梅の実ってどうするの?」
そこで作る前に調べてみたところ
・そのままお茶うけとして食べる
・梅ジャムを作る
・梅ケーキや梅寒天などスイーツにする
などがありました。
う~ん……個人的に甘いものは大の苦手だからして
当然?スイーツ作りも下手なのよね。
だからって2㎏の梅の実を捨てるのは忍びないし、どうしたものか。
いや意地でも捨てたくない、捨てちゃダメ。
……と思っていたところ梅シロップの梅を梅干しにしたという情報を
見つけました。
梅シロップの梅はすでに砂糖漬けになっているので
そのまま梅酢(好みで赤シソも)に漬けて干すだけで完成。
これはいい!
甘めの梅干しであればすっぱいのが苦手な夫氏向き。
なにより漬けるだけなので手間いらず。
ついでに干さない梅漬けにしてしまおう!!
めでたく梅シロップの梅の余生……第二の梅生が決まりました。
↓ 梅シロップから取り出した梅。見事にシワシワであります。
↓ 梅干し作りでできた赤梅酢を梅がかぶるくらい入れて赤シソをかぶせる。
↓ 梅漬けの完成。
完成した梅漬けのお味はほのかに甘い程度。
シワシワながら実はしっかりとあるので触感はカリカリ梅のような感じです。
この梅漬けの梅肉部分と赤シソを細かく刻んだものに
かつおぶしと少量のお醤油を和えたものが絶品なごはんの友。
おにぎりの具や野菜の和え物などにも大活躍しています。
おしまいに
こうして今年も無事に4㎏の梅干しと梅シロップ、
そして梅シロップ後の梅から2㎏の梅漬けができました。
上出来、上出来。
来年は梅シロップの甘さをもうすこし抑えめに作ろうかな、とか
赤シソを加えない白梅干しを作ってみようかな、とか考えています。
本日のお言葉
来年に望むこと=梅仕事ができる体力の維持(切実)