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夫氏ついに松葉づえデビュー~セカンドオピニオンの大切さ

夫氏が松葉づえデビューしました 健康

みなさま「は」お元気ですか?お元気であれ。

あっという間にGWが過ぎ去りましたね。

あまり自由を満喫できない雰囲気なれど楽しまれましたでしょうか?

我が家はGW中に夫氏が松葉づえデビューいたしましてそれが最大にして唯一のGWの思い出です……

いやこのような展開が待ち受けていようとはビックリであります。

人生一寸先は闇(と言うほどでもない)、あんな坂こんな坂まさか。

もしかしておなじような中高年の方もいるかもしれず備忘録として書き記しておきます。

*これから書くことはあくまでも夫氏の身に起こったことです。
 もしおなじような状況の方がいても違う原因・病気の可能性は十分あります。
 ですのでけっしてご自分の痛みの判断材料にはしないようにお願いいたします。

セカンドオピニオンの大切さ


夫氏が「ヒザが痛い」と言い出したのは2020年の12月。

そこから今回の病名判明まで半年近くかかりました。

もっと早くにわかっていれば本人も安心できたし早く治療も始まったし
払わなくていい治療費も……ゲホゴホ。

ざっとここまでに至る経緯と治療内容をまとめておきます。

1,痛み発覚、近所の整形外科①へ:ヒアルロン酸の注射と痛み止め内服薬

2,痛み改善せず義母のすすめで整骨院へ:ストレッチ、電気、シップ

3,痛み悪化、別の整形外科②へ:ヒアルロン酸の注射、痛み止め内服薬、松葉づえレンタル

4,②の紹介で大きな病院へ:MRI検査、痛み止めなどの内服薬、今後リハビリの予定

そもそも①のお医者さんが夫氏に言わせると
「たいした説明もなく無言で注射打って終わりなんだよ。
いろいろと聞きたくても話しづらい感じで……」な方であったらしい。

実際に私はお会いしていないので決めつけるのは悪いのですが
患者の不安を解消してくれず先の見通しも提示してもらえず痛みは変わらず、
つまり「通いたくない」と夫氏は思ってしまったのです(それでも2か月ほど通ったけれど)

このお医者さんでの診断は加齢による軟骨の減少とそれにともなう関節炎でした。

そんな状態のときに義母が「ヒザの痛みで整形外科→整骨院に変えたら
ずいぶんよくなったわよ」と教えてくれたのです。

もちろん義母も加齢による(以下略)関節炎。

ちなみに義母は元・看護師さん……説得力がありまくりですよ、いやなんとなくだけれども。

そこで夫氏も義母が懇意にしている整骨院に通い始めました。

通い始めて1か月ほどは調子がよかったのよね
……整骨院で教えていただいたストレッチを毎晩していたし
歩行もすこし足を引きずる程度には歩けていたし。

ところがそのうちに痛みが増してきて階段の昇り降りも歩行も満足にできなくなってきたのです。

(この頃夫氏は家の中でつえ代わりにモップをついていた……写真を撮っておけばよかったわ~)

痛みが増した原因を知りたくても整骨院ではレントゲンなどの検査はできません。

「でも①の整形外科に行くのはいやだな」などと夫氏が思案していたところ、
なんと近所に整形外科がオープンすることになりました、しかも徒歩5分ほどの近場!

神様ありがとう。

早速オープン初日に予約を取り足取りも軽く(気持ちだけ)診察へと向かった夫氏。

問診&レントゲンを撮り
……結果は「ひざの半月板内の筋が損傷しているか骨の異常の疑い、場合によっては手術」

2週間ほど内服薬で様子を見て痛みが変わらなければ大きな病院でMRI検査となりました。

そして松葉づえをレンタルしてきました。*レンタル料松葉づえ1本3,000円

いや~帰ってきたときに松葉づえをついているものだから
骨折でもしていたかと思っちゃったわよ。

手術はイヤだけれど治る可能性が見えたことと松葉づえが気に入った(?)夫氏の顔は
いくぶん晴れやかでした。

残念ながら2週間経っても痛みが変わらなかったので
紹介状をいただき大きな病院へいくことになったのですが。

それにしても今回のことでつくづくセカンドオピニオンの大切さを知りました。

あのまま加齢による関節炎だから仕方がないと別のお医者さんに行かなければ
治らないどころかもっと悪化していた可能性もありますもの。

いま通っているお医者さんに悪いなとか、
また新しいお医者さんに行って一から検査をし直したり説明するの面倒だなとか、
セカンドオピニオンってなかなかハードルがあります。

私だったらそもそも大の医者嫌い&面倒くさがりだから
セカンドオピニオンは受けなかったかもな。

夫氏、エライ。

MRI検査でようやく痛みの原因が判明

前回の記事にも書いた通りここ半年近くずっとヒザの調子が悪かった夫氏。

しかしこのときはまさか松葉づえに頼らなければ歩けなくなるほど痛みがひどくなるとも
知らず手をつないじゃってウフフ的な浮かれポンチなことを書いておりました↓

また手をつないで歩こうね、とは言ったけれどものすごいこれじゃない感
いまよりもずっと年を取ったら手をつないで歩く、がひとつの夢でもあったのですがはからずもそれが叶いました。前回はぎっくり腰、今回はひざ痛のおかげで。う~ん……たしかに手をつないで歩けたけれどしたかった手をつなぐはこういうことじゃないのよね、と複雑な妻ごころ。

ところがさ↑を書いて2~3日するかしないかのうちに痛がり方がさらにひどくなりました。

痛みの感じ方というのは個人差のあるもので夫氏は痛みを感じやすいほうだと思うの
……なのでいままで「いたた」とか「あいたっ」とか言っていても5割引きくらいに
思っていたひどい妻(私)。

正直こころのどこかでは「もう大げさだな」と思っていたのです。

けれども今回ばかりは痛がり方が違う……こころなしか痛いほうのヒザが
腫れてきたようにも見えるではありませんか。

松葉づえを使うことで歩行はずいぶんとラクになったとはいえ痛みそのものはひどくなるばかり。

そこで新しく通い始めたばかりのお医者さんに紹介状を書いてもらい
大きな病院でMRI検査をすることになりました。

そしてついに判明したヒザの痛みの原因は「骨萎縮
……う~ん、わかるようなわからないような。

多少は関節炎もあるので内服薬による治療とリハビリをしていくことになりました。

なお歩行時には松葉づえを使うほうがいいそうで当分松葉づえ生活も続くことも決定しました。

骨萎縮とはなんだろう?


夫氏が「骨萎縮」になってから骨萎縮についてすこし調べました。

まず骨萎縮とは?に対する答えがこちら↓

岡山市医師会
岡山市医師会は地域の保健・医療の向上と福祉の増進のために活発な医師会活動を行っています

つまり病気による長期の臥床やギプス固定により動かないでいると
骨塩量と骨密度が減少して骨皮質の幅が薄くなりこれを廃用性骨萎縮と呼ぶのですって。

廃用性という字面のインパクトがすごいな……

廃用性とは過度の安静や活動性の低下により身体に生じた様々な状態のことです。

高齢の方や病気で長期間臥せっている方などに生じますが
最近では年齢にかかわらずコロナが原因の廃用性症候群も増加傾向にあるそうです。

「廃用性萎縮」、それはコロナ自粛がもたらす心身の萎縮 - しんとこクリニック
コロナウィルス感染症の蔓延がさしあたり勢いの衰えを見せつつも、いまだ感染者の報告が減りません。そんな中、皆さん

夫氏の場合、ヒザが痛い→かばう・動かさない→骨萎縮→もっと痛くなる、の悪循環を
知らずに招いていたのではないか、とのこと。

痛いから動かさないでいたらもっと痛くなったのならすこし動いたほうがいいわね、と
ほくそ笑む妻なのでありました。

だってヒザを痛めてからというもの自分で言うのもなんですけれど
やさしくし過ぎているもの、私……フフフ。

夫氏に読んでいただきたい痛みのメカニズムに関する記事もここに貼っておこう。

第1回 慢性的な痛みに悩む人がぜひ知っておきたいこと
3カ月以上の慢性痛をもつ人は、日本に2000万人以上いるという。多くは腰痛や四十肩などだが、なかには日常生活に困るまでこじらせてしまう人もいる。実はとても不思議な「痛み」とその治療について教わりに、『慢性疼痛治療ガイドライン』の研究代表者も...

おしまいに

今回のことであらためてセカンドオピニオンの大切さを知りました。
もちろんないほうがいいけれど将来また家族が病気やけがをした際には
主体性をもって医療者と向き合わねば、と思います。

それにしても我が家の中で松葉杖のコツコツという音が響く日々が当分続くこととなりました。

お医者さんが「あまり大事にしすぎもよくない」と言っていたそうなので
松葉づえをつきながらでもできる家事をどんどんおまかせしていく所存。

涙をのんでよ、夫氏の回復を祈っての苦渋の決断よ、仕方なく頼むのよ……

本日のお言葉

亭主元気で留守がいい、留守じゃなくても元気がいい