明日でもう3月が終わる前日の夕方、ごきげんようでございます。
こちら新潟では1953年に観測を始めて以来もっもも速い桜の開花宣言が27日に発表されました。
我が家の庭やベランダでは草花たちが長い冬から目覚め、
思い思いに新芽を伸ばしたり花を咲かせたりし始めました。
サクランボの花
ユスラウメの花
ベランダの草花たち(一部)
草花たちにまじってレモンの赤ちゃんも!
いや~楽しい季節になってきた!
これで花粉と紫外線さえ少なければなぁ……
さて毎年「今年はどのような庭にしようかな?」と考える土いじり好きのみなさま、
方針は決まりましたでしょうか?
本格的な庭づくりとなると年単位で土を作ったり苗を育てたり
種をまいたりのタイミングを計画するのでしょうけれど……
わたしはようやく地面が温まってきてから考えています。(遅い)
ところでつい数日前のこと、CSで懐かしい映画が放送されていました。
その名は「秘密の花園」。
草花好きで本好きのみなさまの中には
本を読んだり映画を観たりした方もいらっしゃるはず。
<ちなみにざっとしたあらすじ>
インドで両親を亡くした少女メアリーは、イギリスの伯父さんの家に引き取られます。伯父さんの大きなお屋敷には、鍵がかけられ立ち入ることを禁止されている庭がありました。ある日メリーは偶然その庭の鍵を見つけ、使用人の弟ディコンや病気がちで部屋から出ることさえできない伯父さんの息子コリンといっしょに荒れ果てた庭を再生させ、ついには……というお話。
作者は「小公子」や「小公女」でも有名なフランシス・ホジソン・バーネット。
わたしが初めて「秘密の花園」を読んだのは小学校の5,6年生だったでしょうか。
まだいまほど草花に興味や知識はなかったものの、メアリーたちが作った
さまざまな花が咲き乱れて小鳥たちがさえずる秘密の花園を脳内で想像して
ひたすらにうっとりしたものでした。
それから時が流れること42年。
今回初めて映画を観て思い出しました。
あの当時「いつか秘密の花園をじぶんでもつくりたい」と思っていたことを。
もともと雑木林の中にある草花の群生地みたいな庭が好きで
庭を作り出した当初から常に理想はそれだったのです。
整然としている庭よりも自由に草花たちが生きている庭。
ですがね……
まず住宅地の中にある道路から丸見えの庭じゃあ「秘密のひ」もございません。
秘密どころかご近所さんから「今年はユズの出来がいいじゃない」とか
「バラが大きくなったね」とかね、いやそれはそれでうれしいけれど。
そして雑多な草花が育つためにはそれにふさわしい環境が必要です。
日当たりとか土の性質とか……部分的に土を入れ替えれば多少は変化を
つけられるかもしれませんが、基本的には砂地で耐暑性・耐寒性が
強い植物となると我が家で育つ植物はおのずと似てくる傾向にあるわけで。
しかしこれらふたつのことは資金と技術と情熱があればカバーできそうな気もします。
問題は夏になると庭から足が遠のく管理人(わたし)にあります。
最近では暑さだけでなく腰痛込みの体力不足まで加わっちゃって
庭よりも管理がしやすいベランダへの偏愛が……
マズいマズい。
このままではうつくしく花が咲き乱れる前の秘密の花園、
荒れ果てて見るも無残な庭になってしまう!
荒れている庭と自由な庭は似て非なるものなり。
今年は、今年こそは、もっと庭とあそぼう……と決意を固めているのであります。
そのあたりもゆるっと記事にしていきますのでどうか生温かく見守ってくださいませ。
本日のお言葉
庭は持ち主の性格やときどきのこころ模様を現す……