2021春・桜の語源などを考えつつ夜桜を楽しむ春の宵かな

2021サクランボの木の花、夜桜 植物

お彼岸中の日曜日。

みなさまお休みを楽しまれていますか?

全国的に雨模様の空のようで我が家も満開を迎えたサクランボの花に
雨粒がひとつふたつと重なっては流れていきます。

昨夜はせっかくだからと夜桜の撮影会をしました。

と言っても私が懐中電灯でライトアップしたお花を
旦那さんが撮影しただけの見事な家内制手工業でしたが。

ご近所さん、昨夜ベランダであやしい光が右へ左へと動いていたのは
こうした理由からでございます。

今日はお休み中の箸休め的に桜のおはなしなどをゆる~りと。

満開を迎えたサクランボの花

まずはここ1週間のサクランボの花の変化をご覧ください。

まずは3月12日(金)、まだかたい蕾といった風情。
2021年3月12日サクランボの花つぼみ

そして3月15日(月)、ついに最初の一輪が開花。
2021年3月15日サクランボの花開花

昨夜3月20日(土)、満開。
2021年3月20日サクランボの花満開

たった1週間であれよあれよという間に蕾がほどけて大満開でございます!

今日などは雨の中ミツバチが一生懸命何回も来てはせっせと花粉を運んでいました。

しかし桜の花は夜見るとよりうつくしいですね。

あやしいほどうつくしい……

夜目遠目笠の内なんぞと言われる我々人間族の女性と違い
いつでもうつくしくてうらやましい?!

夜目遠目笠の内とは……夜見る、遠くから見る、笠に隠れた顔の一部をのぞき見る、などのときははっきり見えないぶん実際より美しく見えるという意味の言葉。多くは女性に対して言われる。(失礼しちゃうわ)

サクランボの花=桜?!

ところでサクランボの花は桜の花でしょうか?

サクランボを漢字で書くと「桜桃」ですので桜の花です。

ただし私たちがお花見をするような桜の花とはおなじ桜でも品種が違います。

サクランボの木はセイヨウミザクラという品種が一般的で大きくて赤い実がなり花色は真っ白です。
*セイヨウミザクラは人間が花粉を交配しないと実らない。
我が家のサクランボは自家結実するので暖地桜桃という種類。

お花見などでおなじみのソメイヨシノは小さくて黒い実がなり花色はピンク色です。

もしサクランボを鉢植えで育ててみたい方は参考(反面教師!)までに
拙記事をお読みください。

楽しみにしていたサクランボの果実が全部、落果・・・悲しみの原因追及
ベランダの鉢植えサクランボ。収穫を楽しみにしていた。気がつけば全滅・全落果。なんで?なにがいけなかったの?このままでは来年もおなじことを繰り返してしまいそうなのでサクランボの落果原因や鉢植えのサクランボ栽培方法を調べました。調べた結果、そりゃ落果するよな・・・な結果でした。

じぶんのおうちでお花見ができるって楽しいですよ~。

桜の語源は諸説あり

ところでふと気になったのだけれど日本人が愛してやまない桜って
どうして桜と呼ばれるようになったのでしょう?

これまた私の大好きな園芸家である柳宋民さんの「日本の花」で調べてみよう。

サクラの語源には諸説あって定かではない。(中略)情緒的には咲くうららか説に軍配を挙げたいような気もする。

ほ、ほ~。

柳先生をもってしても定かではないのですね。

そして気になるのが咲くうららか説。

そこでネット上に見られるその諸説の代表的なところをいくつか集めてみました。

1,咲くうららか説 咲く+うららかが詰まってサクラになった

2,稲の精霊を意味する「サ」と稲の神様が降臨する盤座(イワクラ)の「クラ」から
  サクラになった

3,「古事記」に登場する木花朔耶姫(このはなさくやひめ)のさくやがサクラになった

4,咲くらむ(咲くだろう)がサクラになった

5,桜の木の樹皮が裂けることから裂ける→サクラになった

6,沢山の花が「咲き群がる」からサクラになった

どれもそうなのかもね、と思える不思議よ。

ただ農耕民族である日本人と桜のつながりは深く桜の開花時期から
稲作が始まったり花の咲き具合で豊作か凶作かを占ったりの歴史を
考えると2が有力な気もしてきます。

まぁ語源がなんであれ桜は咲く前からワクワクするし、
花が咲けば嬉しいし、花が散る花吹雪の風情は得も言われぬし、
若葉も生命力にあふれてまぶしいし……

日本の春と桜は切っても切れぬ仲でありますね。

おしまいに

我が家のサクランボの木の花は来週には散り始めるのだろうな。

散り終わる頃、ソメイヨシノなどの桜がぽつぽつと咲き始めるはず。

これはもう年のせいと断言しちゃうけれど桜の季節が巡ってくるごとに切なくなります。

あと何回桜を見ることができるかな~、なんてね。

今年はどこにお花見に行こうか?

本日のお言葉

さまざまの こと思ひ出す 桜かな by松尾芭蕉