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夜中の薔薇

夜中の薔薇 植物

みなさま、ごきげんようでございます。

只今、庭ではノイバラとモッコウバラが「どちらが数多く咲くか選手権」を
開催しているの?というほど咲いております、咲き乱れております。

ノイバラ・白

モッコウバラ・赤

ノイバラはいつどこで買ったのか忘れたけれど100円だったのは覚えてる。
モッコウバラはご近所さんからもらった一枝を挿し木にした。

……と、リーズナブルと申しますか、元手がかかっていないと申しますか。

ついでに水やら肥料やらもあげていないほぼ植えたっきりでございまして。
(花後の剪定のみしているけれど)

あぁそれなのにこれほどわんさかとお花を咲かせてくれてありがとう。

モッコウバラに至ってはあまりにも花がつきすぎて
枝がおじぎ状態になってしまったので、かなり切りました。

↓ その一部
花器に生けたモッコウバラ

家のあちこちでバラが咲いているしあわせよ。

モッコウバラなのでそれほどはっきりとした香りはないのだけれど、
それでもふんわりとバラの香りが漂っております。

しかしあれですね、バラを飾ろうとすると手が傷だらけになりますね……
1個ずつトゲをハサミでプチプチと切る作業の大変さよ。
気をつけていてもトゲが刺さったり引っかかったり痛い思いをしますしね。

おっとありがとうと言っといてすぐに苦情はよろしくないな。

あと今回しみじみと感じたのが花は昼もいいけれど夜がとびきりいいということ。

なんだかね、色や香りが夜のほうが強くなりますね。
夜桜のときにも感じたけれど怪しさというか妖艶さというか、
昼にはない雰囲気を花から出ている気がします。

夜のバラ

うっとりしちゃう。

ところで夜のバラ→夜中の薔薇と聞いて本好きの方は思い出す1冊がありませんか?

↓ これ
バラの花と夜中の薔薇の本

向田邦子さんの「夜中の薔薇」です。
脚本家にして作家、稀代の名手である向田邦子さんの最後のエッセイ集。
いままでの人生で何十回と読んだことか。

題名にもなっている「夜中の薔薇」はシューベルトの作曲ゲーテの詩で有名な「野ばら」の一節、
「わらべは見たり 野中のばら」の野中を夜中だと勘違いしていた向田さんの知人から端を発したお話です。

このような歌詞の覚え間違いというのはどなたにもありますよね。

童謡「赤い靴」の異人さんをいいじいさん、というのはよく聞きますし
向田さんは唱歌「荒城の月」のめぐる盃をねむる盃、と思われていたとか。

わたしも歌詞ではないのですがなぜか「たくあん」をずっと「たくわん」と
思っていたし使っていたし……

*どちらも間違いではないものの漢字で書くと「沢庵」なことから
 「たくあん」と呼ぶのが一般的です。

なぜ誰も指摘してくれなかったのかしら?
わたしの周りの人はみんな「たくわん」と思っているの??

あらまぁ、うつくしいバラのお話をしていたはずが
おいしいたくあんのお話になっちゃった。

夜中の薔薇も夜中のたくあんも好きだー?

フフフ。