おでんには「ちくわぶ」と言い張って出かけたまま4時間帰らず・・・
相変わらずの大雪です。降り積もった雪はツルツルのガチガチ。大変危険です。
今日も新潟市内は電車やバスが遅れに遅れ、道路はあちらこちらで大渋滞でした。センター試験の開始を1時間遅らせようですが、受験生・保護者の皆様ご苦労様です。あと1日、無事終わられますように。
ところでこんなに寒い日にはやはりホカホカの湯気まで麗しい熱々のおでんですね。
おでんの日は午前中から大根とコンニャクの下茹で、ゆで卵作り、出汁作り・・・と忙しい。とはいえこれさえ終われば後はクツクツと弱火で半日ほど煮るだけなので楽ちん料理とも呼べるかな?
おおよその具材は用意していたのですが「ちくわぶ」と「はんぺん」がない・・・。
実のところ作るけれどもそれほどそこまでおでんが大好物ではない私です。なので2~3具材がなくてもいいかなぁ、と作り始めたわけです。とはいえ一応おでん大好き野郎どもにも了解を取らねばならないので「ちくわぶ・はんぺんのないおでんでよろしいか?」と尋ねたところ・・・物凄い勢いで「NO!」を突きつけられたぁ。そしてこの大雪の中を買いに行くと言うではありませんか。おでんへの情熱がすごい3人様。
しかし朝から散々ニュースで大渋滞だ、交通事故だ、とやっているのに行くのかい?
行きました・・・。
そして待つこと3時間。「まさか事故にでもあったんじゃないか」と気をもんでいたら電話が。「家から300メートルくらいのところにいるけれど大渋滞でまだ帰れない。」という連絡がありました。無事でよかった&ほら見ろ言わんこっちゃないという愛憎渦巻く感情がうねる私。
そして結局帰ってきたのは出かけてから4時間後、いつもの5倍強の時間をかけて買ってきてくれた執念のちくわぶをありがたくおでんに投入いたしましたよ。
そしてちくわぶはすべて彼らのお腹の中へと消えていきましたとさ。めでたしめでたし。
我が家の男性陣を虜にするちくわぶとは?
ちくわぶは箱根の山を越えないと言われるほど関東(特に東京)中心におでん種として人気がある食べ物です。関西では名前さえ知らない方がほとんどだとか。最近では真空パック入りのものが流通していますがやはりそのほとんどが東京で消費されるとか。
原材料は小麦粉・水・塩。それをこねて茹でたものがちくわぶです。名前は似ているけれど魚のすり身から作られるちくわとは全くの別物ですね。
材料からするとちくわよりもうどんに近い食べ物です。味もモチモチ感が非常に強い濃いうどん味という感じでしょうか?ちなみにお腹持ちも大変いいです。1本食べればかなり満腹になります。
なぜ関西ではちくわぶの人気が出ないのか?
これには諸説あるようなのですが関東と関西ではおでんの出汁が違います。うどんのおつゆが違うのと同じで好む出汁の味は地方色が強く出ますよね。やはり関西の出汁にはちくわぶが合わないからのようです。もっともこれは一般論であり関西にもちくわぶ愛好家の方がいらっしゃるかもしれませんが。
それとも味云々の前にそもそも手に入りにくいとか?
けれど地方ごとに出汁や具材が異なる、というところがおでんの面白さであり奥深さとも言えるのでこのままでいいのでしょうね。
たかがおでん、されどおでん。この冬あと何回作らされるのだろうか・・・?←ここまでおでんのこと書いておきながらやはりそれほど感強し
本日のお言葉
運動部の合宿所?ってくらいの量のおでんが2日でなくなる