<景品表示法に基づく表記>当サイトの記事内には商品プロモーションが含まれている場合があります。

初物の食用菊を食べるから東を向いて笑う準備をしておくように?!

キレイな色の食用菊 食べ物のこと

天高く馬肥ゆる秋・・・

秋の味覚が真っ盛りな今日この頃。

新米、サンマ、栗、芋、梨、葡萄・・・そして菊。

ん?菊・・・見るんじゃなくて食べるの?菊を??

そうなのです、この辺りでは割としばしば結構かなり食べるのですよ、菊。

スーパーの野菜コーナーや産直市場に行けば色あざやかな菊の花が袋詰めされて並んでいます。

それでは食用菊をレッツクッキング!

なお初物を食べる時は東を向いて笑うのが古来よりのお約束なので我が家族よ、さぁ笑おう。

食用菊ってご存知?

食用菊を水に浸ける

ところで普通に菊を食べると言っているけれどみなさまも食べているのだろうか?

この記事を書く前にツイッターでちらりと「菊、食べます」とつぶやいて写真をあげてみたところ「えっ?菊って食べられるのですね?」「初めて見た」などのお声をいただきました。

そうか・・・私は子どもの頃から食べていたけれど食べない地域・お宅もありますものね。

食用菊とは文字通り「食べられる菊の花」でございます。

「エディブルフラワー(食べられる花)」という言葉がでてくるずっと前から日本人は菊の花を食べていたのだ!

我が新潟では江戸時代頃から食べていたともされていてお花だけれども野菜的な感覚でもあったりして。

食用菊とは?食用に品種改良された菊で花びら(花弁)を食べる。新潟県や山形県で親しまれている延命楽や青森県の特産品である阿房宮などの品種が有名。

ちなみにおなじ延命楽の菊ですが新潟では「思いのほか」「かきのもと」、山形では「もってのほか」と呼ばれています。

食用菊はその姿の美しさはもちろんのことビタミンB1(疲れ目に効果)やビタミンE(老化に効果)、香りにはリラックス効果を含んでいて食べてもよしなのです。

毎日長時間PCに向かってキーキーしている初老の婦人(私)にはうってつけの食べ物ではあるまいか・・・丼一杯食べなくちゃ。

食用菊の食べ方

菊の花びらアップ

ではいよいよ食用菊をお料理しましょう。

・・・と言っても茹でるだけなのよね。

花びらちぎって茹でるだけです。

ひたすら黙々と花びらをちぎる・・・ここで花びら占いなどしてもいいけれどおばちゃんが「すき、きらい、すき・・・」などとつぶやきながら花びらむしっている姿なんて自分で想像するだけでも恐ろしいので却下。

そして茹でる時なのですけれどお湯で茹でるかお湯に酢を入れて茹でるかの二択。

両方してみたけれど出来上がりの味に変わりはありません。

ただ酢を入れたほうが色がよりあざやかになります。

ボウルの中の菊の花びら

それでは手順を↓

1、花びらをちぎる
2、鍋にお湯を沸かして沸騰したら酢を入れる
 *酢は色の出方をみて途中で足してもよい
3、1分ほど茹でる(茹で加減はお好みで)
4、茹でたらザルにあげ流水で冷やす
5、しっかりと水切りをしたら完成
 *保存容器に入れ冷蔵庫へ 消費期限は3日ほど

そしてこちらが完成品↓

菊の花のおひたし

目にもあざやかな料理名「菊花のおひたし」のできあがり。

お醤油や三杯酢、ぽん酢、マヨネーズなどお好みのお味で召し上がれ。

なお我が家ではからし醤油が定番です。

シャキシャキの歯ごたえとほのかに口中を満たす菊の香りがおつでございます。

そして端麗辛口の日本酒と相性抜群で・・・満足、満足なのでした。

おしまいに

いまでは1年中ありとあらゆるお野菜が手に入るようになりました。

だからなおさらこの食用菊のように旬の時期だけしか食べられないものは大事にしていきたいなぁ。

大事にとは生産者さんが作り続けてくれるようにせっせと食べる、の意味でありますね。

なお去年まではまったく食用菊を食べなかった息子さんたちが今年はお酒と共にモリモリと食べや・・・食べてくださってお母さんの口にはあまり入らなかったことを恨みがましく付け加えておきます。

本日のお言葉

次回は倍の量を茹でるべし