東京では桜の開花も宣言されてましたがまだまだ肌寒い新潟であります。
とはいえベランダにあるさくらんぼの木(推定4歳)にも花のつぼみが28個ついて日に日に大きく膨らんできました。
ひとつのつぼみの中に4つのつぼみが見えますよ。
ということはうまくいけば28×4=112輪の桜の花が咲くということですね、うふふ~楽しみ。
とまぁこのようにこれから順次草花好きにはお楽しみな日々が訪れる訳ですが中でも楽しみなのが庭に植えた覚えがないのにいつの間にか咲いている花とのご対面です。
庭でもプランターの中にでも「あれ?これ何?植えた覚えがないけど?」的な芽が出てきた時のワクワク感と言いましょうか。
正体がわかるまでのなぞなぞ感と言いましょうか。
とにかく植えていないのに勝手に!!ってところがポイントです。
そのような草花の中でも見つけたらいちばん喜んでしまうのがネジバナ。
しかし勝手に生えたネジバナは咲くのにわざわざ苗を購入して育てたネジバナには苦戦中。
なぜだ?
どこかからやって来る草花たち
植えた覚えがない草花を発見した時ってとても嬉しいものです。
種が風に乗って飛んで来たのか?鳥の糞から生えてきたのか?虫が運んできたのか?どうやってたどり着いたのかを想像するのも楽しいですね。
ただし夜中に誰かがコッソリ植えていってくれたという想像だけはコワイ。
まさかミントテロなんてことだけはないことを祈る。
ちなみに今まで自然に生えてきた草花の中で嬉しかったNO.1はネジバナです。
ネジバナとは?
ネジバナとはラン科の花で別名「モジズリ」。
「ねじり草」や「ねじればな」という呼び方もあります。
開花期は5~7月で花言葉は「旅立ち」です。
ネジバナはツイストドーナツのようなねじねじ状(螺旋階段状)に花をつけます。
公園や道端などにもみられるありふれた花で時に雑草、時に山野草と区分されます。
と、このような説明書きがされることの多いネジバナです。
しかしありふれた花とはいえ可愛いの~。
それに昔は確かにそこら中に野原だの空き地だのがあったから時々は見かけたけれど最近はほとんど目にしなくなりました。
その証拠に庭に生えているネジバナを見かけた近所のおじいさんが「お~っ、懐かしい花が咲いてるな」と声をかけてくれましたぞ。
ネジバナの育て方
どこからか来て花を咲かせるぐらいだからネジバナは丈夫で育てやすいだろうと思った私が悪うございました。
自生したものはそのまま庭に咲かせておくことにして、わざわざ(と言っても種類によるけど一株500円前後)買って植木鉢に植えて丹精込めて育てて枯れた・・・。
なんでですの?
なんで勝手に生えてきたネジバナはキレイな花を咲かせたのに植えたネジバナは枯れたのですか?
育て方を見ても日当たりのいい場所で表面が乾いたらお水をたっぷりやるぐらいで特に難しいことは書かれていませんけど。
肥料もあげる必要がなく土も市販の山野草向けでいいとされていますけど。
*ネジバナの育て方はこちらのヤサシイエンゲイさんを参考にしました。
育てやすいという言葉は本当なのですか??
育てやすい花を枯らした私の育て方が悪かったと??
ありがとう、柳宋民先生
とまぁネジバナを上手く育ててあげられないことにモヤモヤしていたある日、柳宋民さんが書かれた「柳宋民の雑草ノオト」の中にネジバナの記述を見つけました。
そこには以下のような文章が。
ネジバナを最もよく見掛けるのは芝生の中である
確かに我が家の庭でも芝生の中にだけネジバナが咲きました。
芝生とネジバナの間にはなんらかの共生関係にあるのかもしれませんが科学的な実証はまだされていません。
いつの日か植物学者さんが明らかにしてくれることを待ちましょう。
ちなみに芝生の中のネジバナを植木鉢や花壇に移植したこともありますが掘り出す際に根を切ってしまったのか根付きませんでした。
しかしこれで自然に生えたネジバナは芝生の中だったからキレイに咲いたということで一件落着。(ってことにします)
では植木鉢のネジバナが枯れたのは・・・う~ん。
これはやはり己の園芸力と関係ありそうな気がしています。
しかしこれからも機会があれば(←弱気)ネジバナを植えて咲かせてみたいと考えています。
柳宋民先生の言葉をヒントに芝生とネジバナをコラボレーションさせてみようかしら?
素敵な育て方を見つけました
私と同じような園芸力の皆さまへ、朗報です。
ズボラさんでもネジバナを育てられるという記事を読みました。
その記事によりますと鉢植えの中に芝生とネジバナの球根をいっしょに
植えたところ、きれいにネジバナが花を咲かせたそうです。
芝生=広い土地、と思い込んでいたけれど鉢植えの芝&ネジバナっていうのも趣き深くていいですね。
これはぜひ真似してみましょう、皆さま。
おしまいに
最後にもうひとつネジバナの楽しみ方をご紹介。
ネジバナのねじねじには法則性はありません。
花ごとに右巻きや左巻きのもの、途中でねじれ方が変わるもの、中にはネジバナなのにねじれていないものもあります。
どのようなねじねじ具合かに注目して観察してみるのも面白いですよ。
本日のお言葉
ひねくれものってステキ