皆さん、ナスお好き?
いやもちろん食べ物の好き嫌いなんて千差万別あるのは承知しておりますよ。
しかもナス・・・野菜の中でも地味?ですもんね。
しかし越後の民にとって夏のナスは食卓に欠かせないスターであります。
もうひとり(もうひとつ)枝豆という大御所がいるのだけれどこちらはまた別の機会に。
で、今回は数多くあるスターなナスのお料理の中からこれぞ!というものをご紹介します。
それではスタート。
新潟は知られざるナス王国なのだ
ところで新潟といえばのナスなのですが全国の皆さんにはいまひとつピンとこないですよね。
だいたい新潟のイメージといえば酒および米、だものなぁ。
もちろん酒・米は2大スターなのですけどその陰に隠れるようにいるのがナスであります。
作付面積は長らく日本一、夏場の新潟県内を歩けばそこかしこにナスを目にするくらい育てております。
新潟県内で作られているナスの種類はざっと20種類。
十全ナス、梨ナス、鉛筆ナス、長ナス、丸ナス、巾着ナス・・・。
実際にどのような形のナスなのかはこちら上越タウンジャーナルさんの「新潟県はナス王国!」を見ていただければわかります。
私もまだ食べたことがないナス、かなりあります。
ところがこれだけ作っているにもかかわらずそのほとんどを県内で消費しちゃうものだからいまいち全国区になれない悲しさよ。
県内に住んでいる者からすればべつにそれはそれでいいのか・・・。
ただどのナスも本当においしいからできたら多くの皆さんに食べていただきたいのですけどね。
いやしかしそう思いつつ毎日せっせとナスを食べちゃっているのです、新潟県人。
ナスの塩から揚げってな~に?
毎日ナスを食べている私ですがある日、ツイッターでとあるナス料理の記事にひとめぼれいたしました。
その記事がこちらハピキャンさんの「夏レシピ4選 なすで作る最強おつまみ集」でありました。
特にこの中のなすの塩唐揚げ!!
ナスと油は相性がいいとは知ってはいたもののそれまでに作っていたものはといえば炒めものか素揚げか天ぷら。
ナスをから揚げにする発想がそもそも私にはなかったのです。
いや衝撃の出会い♥
そこでさっそく作ってみたのです。
ナスの塩から揚げの作り方
ナスの塩から揚げ、ご本家であるハピキャンさんの材料および作り方の手順はつぎの通り。
【材料(2人前)】
◆なす・・・3本
◆酒・・・大さじ3
◆鶏ガラ・・・小さじ1
◆塩胡椒・・・適量
◆片栗粉・・・大さじ3【作り方】
1、ボウルに一口サイズに乱切りしたなす、酒・鶏ガラ・塩胡椒を入れ混ぜ合わせたら15分ほど放置し、途中で数回混ぜ合わせる
2、ボウルの中にある余分な水分を捨て、全体に片栗粉をまぶす
3、手順2のものをよく熱した油で揚げる
4、表面がきつね色になったら完成 出典:ハピキャン【夏レシピ4選】
さっそく作ろうと思ったところで重要なことに気がつきました。
・・・鶏がらスープの素がない!
塩胡椒だけでもいけそうな気がするけれどしかしなんとなく物足りない味になりそうな気もする。
う~ん・・・・・・あっそうだ!代わりに中華スープの素を使ってみよう!!
で、使ったのがいつも冷蔵庫に入っているコレ↓
ただしこれ自体にしっかり味がついていることから今回、塩はほんのすこしの量にしておきました。
ナスと混ぜる前にペロリとひとなめしてしょっぱさを確認してくださいね。
具体的な手順はこちら。
2、5分おきにかき混ぜ味をなじませる
3、水分をしっかりと切り片栗粉をまぶす
4、160度の油でキツネ色になるまで揚げる
今回はナスのほかにズッキーニも一緒にから揚げにしてみました。
からりと揚がったら完成です。
もう待ちきれずに揚げている途中で何個つまみ食いをしたことか!
えっ?お味?
ムフフフフ。
サクサクの衣、じゅわりとしみ出すナスの風味、歯ごたえ・・・そりゃもうたいへんにおいしゅうございました。
家族にも大好評で初めて作ったにもかかわらず定番化認定いただきました。
そしてね、天ぷらよりも軽いからそれこそいくらでも食べられちゃいます。
ビールがすすむんだ、これがまた。
ぜひ皆さんにもお作りいただきたいです。
夏の食卓に欠かせないナスのお漬物
先ほどナスの塩から揚げを紹介しましたがナスの美味しい食べ方はほかにもあります。
洋食ではナスとトマトをメインにしたパスタやグラタン、中華ではおなじみ麻婆ナス、和食ではふかしナス(蒸したナスを冷蔵庫で冷やしからし醤油で食べる)etc.まだまだ続くよ、どこまでも。
しかし新潟県民がいちばん食べているレシピといえばやはりナス漬けでしょうなぁ。
各家庭でお好みの味、漬け方が先祖代々伝わっているはず・・・といいたいところですが市販のナス漬けもバツグンにおいしいのであります。
わたしも野菜屋さんちのナス漬けにお世話になっているひとり。
ぬか漬けにもナスは欠かせませんがこちらは自家製で漬けております。
両方、自分で作れって?
いやほら冷蔵庫の中のスペースの問題もあるし自分で漬けるよりおいしいとわかっているものを買うほうが早いし。←
なおナス漬けのナスは個人的な好みをいわせていただくと皮がプリプリしている十全ナス一択でございます。
新潟にいらっしゃったらぜひナス漬け(と枝豆と日本酒)を味わっていただきたいなぁ。
お時間の取れない方はこのような商品もございますけれど。
味噌漬けもあるでよー。
おしまいに
最後にもういちどお伝えしてもいい?
ナスのレシピにぜひ「ナスの塩から揚げ」を加えてください。
お酒のお供にもいいですし冷めてもおいしいのでお弁当のおかずにもたいへん向いております。
そしてもしも夏、新潟にいらっしゃることがあればぜひナス漬け(と枝豆と日本酒)を味わっていただきたいなぁ。
以上、ナス王国に住まう主婦からのお願いでした。
本日のお言葉
なにげに夫がナスに似ている・・・