わたくし専業主婦歴20年以上。
ベテランの域にそろそろさしかかろうかという者ですがどうしても相容れない家事があります。
その家事の名は「アイロンがけ」。
いやもうどうしてもダメ……しかしいくらダメだからってしなくてはならないのでありまして。
そこで私は考えた。
そうだ!アイロンの権利を旦那さんにお譲りしちゃおう!!
いい風に言っているけれど早い話が旦那さんをアイロン係にしちゃったということです。
わ、わはは、わはははは~。
ではじゅわっとスタート。
どうしてもアイロンがけが好きになれないの
家事という「家しごと」はおよそ生活のすべてを行うことです。
炊事・洗濯・掃除に始まり、家計管理に季節ごとの衣類や家財の手入れ、
庭の手入れ、子育てや介護、親戚づきあい、ご近所づきあい、町内会の集まりなど、
その範囲は広く果てしない。
しかもこのうちのいくつかはいつも同時進行です。
よくやっているよね、私達。
もちろんすべてをうまくこなせればいいのですが、
人間だもの、どうしても得手不得手があります。
で、ようやく本題なのですが、とにかく私はアイロンがけが嫌い。
アイロンがけができないわけじゃあないの、嫌いなの。
アイロンがけのどこが嫌いかというとまずアイロンおよびアイロン台の
セッティングをしなければならないところ。
最近の住宅には家事ルームなどという空間もあってアイロン台とか出しっぱなし?でもいいらしいですね……うらやましいようなそうでもないような……なぜならそこまでおぜん立てができていてもたぶんきっとかける気になれない(重症)。
そして私は強烈な暑がりである。
したがってアイロンをですね、かけているだけで暑くて暑くてヘロヘロしちゃう。
で、シャツにアイロンをかけるのですがこれがまたエリ、袖、身頃の左右、後ろ身頃、とまぁひっくり返しのかけえの伸ばし~のと一枚ピシリとかけ終わるまでの工程数よ。
それとなぜか旦那さんはエリにちっこいボタンのついたボタンダウンのシャツがお好きなのだがあの部分!ボタンを外して洗濯に出す、を守ってくれているからまだいいけれどもアイロンをかけたらちみちみ止めなきゃならない。
もうここまでくるとただただ幼子がごねているのとおなじではありますがとにもかくにも面倒であり嫌いなの、アイロンがけが。
日々高くなるアイロン待ちの山
洗濯するたびにアイロンがけをしなくてはならない衣類が当然出ますよね。
乾いたらすぐにアイロンをかければなんてことはないのです。
→アイロン待ちの山ができる
→ますますやる気がなくなる
→もうシャツの在庫がなくなりそうになって仕方がなくアイロンの準備をする
→ようやくイヤイヤながらアイロンがけをする
→しばらくはアイロンがけをしない
→最初に戻る
もうね、この繰り返しを結婚以来20年以上も続けています。
ハンカチはまだ簡単だからいいとして、
やはりシャツ……シャツがね、ダメであります。
特に長袖シャツね。
アイロンがけを好きになるために
しかしながらさすがにすこしは好きになるために、というかアイロンをかける手間を減らす工夫はしています。
そのためにはなんといってもアイロンがけの前=洗濯をして干す段階が大切。
だってシワが少なければアイロンをかける手間も減るのですもの。
シャツにシワのできる原因
シャツにしわができる原因は以下の4点です。
2,洗濯ものの量:一度に洗う量が少ないと衣類同士がこすれて
シワになりやすい
3,脱水時間:脱水時間が長いほどつぶされてシワになる
シャツの脱水時間は30秒~1分でいい
ほかのものと一緒に脱水をかけている時は一時停止を
してシャツだけ先に取り出す
4,シワになっている時間:脱水後にすぐ干さないとシワになる
これらを気をつけた上で、洗濯ネットや柔軟剤を取り入れることでシワはさらに減ります。
柔軟剤は柔らかく仕上げる効果の他にシワを防ぐ効果もあります。
シャツにシワのできない干し方
シャツを干す前にはとにかくのばしておくことが大切です。
②バサバサッと大きく振ってシワをのばす
③襟・袖・前身ごろをビシッとのばす
そしてハンガーにかける時には襟を立てて第1~3ボタンを閉めて干します。
アイロンの権利を旦那さんに譲った日
じつはここまでの記事は2017年に、そしてここからは2021年に書いています。
さんざんアイロンがけが嫌いだ~とゴネまくってから4年、いまはどうなったか?
ふふふ……なんと我が家のアイロン係は旦那さんになりました!
ここだけ抜き出すと鬼嫁感が半端ないけれど、まぁある意味その通りなのだけれど、
こうなったのには正しい理由(?)もあるのです。
じつは2年ほど前に強烈な四十肩になりました。
それもちょうどよく利き腕の右腕、アイロンを持つ方の右腕が。
噂には聞いていたけれど四十肩の痛みは強烈でした。
腕は上がらない、下げていても痛い、痛みで夜も寝位置が定まらず寝不足になるetc.
とはいえお仕事でPC作業をしなくてはならず肩の調子は悪くなるばかり。
当然ですがもともと嫌いなアイロンがけ、これ幸いとばかりに旦那さんがしてくれることに。
そうしたらさ旦那さんがこのようなことを言うのよ。
「意外と面白いね」
「あんなに嫌がっていたからもっと大変かと思った」
あれ?これはもしかしたらもしかする?!
そこで旦那さんのアイロンがけをしたシャツを大いにほめつつ(本当にキレイにかけていた)
「これからもしてみる、アイロン?」と聞いたらばあっさり「いいよ」と!
神様、仏様、旦那様~♥
これ以来、アイロンがけは旦那さんの担当となりました。
最近ではさ、「おっ!これ買おうかな!」というまでに成長しております。
こういうの↓
「ハンガーにかけたままアイロンがかけられて脱臭、除菌、ダニ除去までするのすごくない?」と熱く語っております。
か、買ってあげようか?
おしまいに
あ~みなさまから怒られそう……
なぜならアイロンがけを旦那さん担当のうちなんてたぶんそんなにはないと思われ。
こころ優しい旦那さん+数十年間アイロンをかけるたびに奇声およびため息を発し続ける+四十肩、
が生み出した奇跡の出来事である、と本人も承知しているわけです。
でももしかしてどなたかの参考になるかもしれず書いた次第であります。
本日のお言葉
シャツのシワより顔のシワをのばしたい