まだ梅雨入りはしていないけれどはっきりしないお天気の新潟。
日曜日の昼下がり、みなさまいかがお過ごしでしょう?
私はと言えば、あれもこれもやらなくちゃならないことが山積みなのだけれど……
日曜日だしお天気もぐずついているし急いで片付けなければ生死にかかわるわけでもないし……
つまりはダラ~ンとしていたのであります。
そうしたら馴染みの野菜屋さんがピンポ~ンときました。
本日のお野菜は出始めたばかりの旬の味ソラマメとフキでございます。
どちらも極上のおいしさ&最高の酒の肴&下ごしらえがちょいと面倒……
まぁしかし買ったからにはお料理せねばなるまい。
ところでフキ、みなさまはどのようにお料理されていますか?
やはり煮物を作る方が多いのかしら?
あとはきゃらぶきにしたり炒めもの??
どれもいいですが出始めのみずみずしくてやわらかいフキは
和えものにすると抜群においしいです。
酢味噌や醤油マヨ三杯酢……意外といけるのが韓国料理のナムル!
ゴマの甘みとフキのほろ苦さが合いますのでぜひご賞味いただきたいな~。
ではお料理スタート。
フキのナムル 下ごしらえ
どうです、見事に育ったフキ。
(ちなみに一束100円)
しかしフキはこのままではお料理に使えません。
アクがね、強いのです。
きちんと下ごしらえをしましょう。
フキの下ごしらえというと一般的には皮をむく、塩湯で茹でる、の工程となりますが
生のフキの皮をむくと指先が真っ黒になります。
ラッキョウの皮むきほどではないにしろフキ臭い指先にもなります。
黒くて臭い指先にならずにフキの皮をむく方法、
それはフキを茹でてから皮をむく、です。
それだけ?
……それだけです。
ただし茹でる前にたっぷりの塩でフキの水分がしみ出てくるまで板ずりをすること。
塩がついたまま茹でるので板ずりの塩は多めでOK。
板ずりをするとフキの色がキレイに出ることに加え、茹でたあとの皮むきもしやすくなります。
板ずりが終わったら口径の広い大きめのフライパンなどで茹でます。
茹で時間の目安はフキの太さにもよりますが3分~5分ほど。
私はフキを半分に切り先の細いほうは3分、根元の太いほうは5分茹でています。
茹でたら冷水に取り皮をむいて下ごしらえ終了。
茹でてあるフキの皮は面白いほどあっけなくスル~ンとむけますし
指先は黒くも臭くもなりません。
↑いかがです?下ごしらえ後のフキのあざやかなこと!
皮をむいたフキは水につけたまま冷蔵庫で保存します。
保存中は毎日水を取り替え5日ほどで使い切るようにしましょう。
フキのナムル 味つけ
お隣の国、韓国を代表する野菜料理と言えばもちろんキムチ、そしてナムル。
ビビンバの上にのっている各種ナムルのおいしいこと……それぞれどんぶりいっぱい食べたいわ~。
基本的なナムルの味つけは次の3つ。
2,ニンニク
3,ごま油
これらの材料を下茹でをしてしっかりと水気を切った野菜と混ぜるだけ。
ただし大事なポイントがふたつ。
2,手で和えること
ごま油から先に合えてしまうと塩なじみが悪くなりますのでご注意を。
また韓国ではナムル=お母さんが手で和えるお料理だそうです。
手で和えたほうが具材の隅々まで味がいきわたることと具材を傷つけないからだとか。
当然ながら私もフキのナムル、手で和えました。
なおゴマ好きなのですりゴマもたっぷり加えました。
ちなみに調味料の分量なのですが具材にもよるし味見をしながら作りましたので
各ご家庭のお好みで、と言うレシピにあるまじき表現になりますことをお許しください。
ただ最初から味を濃くしてしまうと取り返しのつかないことになりますので
「足りるかな?」ぐらいの少量から入れることをおすすめします。
さてこうしてできあがったフキのナムルですがそりゃもうおいしくできました。
いま冷蔵庫の中で待機しておりますが早くビール飲みながら食べたい……
おしまいに
筋の通ったフ~キ♪
子どもの頃はそれほどひかれなかったフキですが年を取るほどにおいしく感じるようになりました。
面倒な皮むきも塩で十分に板ずりをすれば指先は黒くならず皮むきもスル~ンとできます。
今回はナムルを作りましたが残りのフキでなにを作ろうかな?
本日のお言葉
面倒とか言いつつフキの皮むきおもしろいのよね……ずっとむいていられる