新潟もやっと満開ですよ、桜。
ということで満開の桜を合図に庭に出る機会もぐんと増える今日この頃です。
あぁ暖かな日差しの中でする土いじりって最高!
これで花粉さえ飛んでいなければな……
さぁ思いきり土いじりするぞ、オーッ!!
どのような服を着て園芸をするか?
……と張りきったものの、しかし私はいま大いに悩んでおります。
なにに悩んでいるかというと
「園芸の時になにを着て土いじり・作業をするか?」についてです。
今はどんな園芸着かというと「よし。本日ガッツリ土いじるぞ!」の日には
長袖Tにオーバーオールに長靴というアメリカン?なスタイルです。
オーバーオールは立ったり座ったりする時に足回りが楽ということ、
ポケットがたくさんついているので便利であるということ、
汚れようが多少ひっかけようが気にならないということが利点です。
もともと作業着ですからね、デニムって。
ガンガン着倒して色があせたりほつれたりも味のうちというか。
ただしオーバーオールを着るともれなく家族(特に旦那さんから)
「おおっ!石ちゃん!!」と声をかけられますけどね。
それはそれで太い枝を剪定する時に「このやろ~」って力が入って
いいってことにしてやってます。←根に持っている?
ところが昨年辺りからオーバーオールを着ると肩が凝るような感じがするのですよね。
(もちろんこれは個人的な中高年的な感想でありますのであしからず……)
本当にもうね自分の体のガラクタ感をさらすようでお恥ずかしいのですけれど
重みのある服が年々苦手になってきました。(重みだけでなく締めつけ感のある服もダメ)
幸いにも我が家の前なんて1日15人が通るか通らないかくらいの田舎だから
別になにを着て庭に出ようがいいのですけれど。
しかしですね、そうはいっても多少は着る服が土いじりの
モチベーションを左右すると思うのですよ。
お仕事の時のユニフォームみたいに着ることで気合も入るというか。
園芸をする時に皆さんはどのような服を着ていますか?
園芸着に求められること
園芸着に求められることってなんでしょう?
ざっくりといってしまえば着ている人を守ることにつきますよね。
なにから守るかというと汚れ、紫外線、虫、刃物(ハサミや鎌など)など。
であるからして基本スタイルは長袖・長ズボン・長靴という長3兄弟です。
伸縮性のある生地を用いた服だと動きやすいですし虫が嫌うという理由で
色は白色がおすすめとよく聞きます。
ただし我が家にいる蚊の場合、白色を着ていてもわりと平気で刺しに来るけれどね、
それは体質のせい?
洗濯の回数も多くなるので丈夫な生地であることにもこだわりたいところです。
それに加えて園芸専用のエプロンも愛用している人が多いみたいですね。
確かにこまごましたものを一度に運べるし使いたいときにササっと取り出せるのは便利だものなぁ。
見た目もおしゃれなものが多いですね。
美容師さんみたいな短いタイプやロングタイプ、
色や柄も豊富だし防水加工やUV加工もされていて優れものが多いのです。
エプロンに限らず本当に最近の園芸着つまりガーデニングファッションは
オシャレなものがとても多いですね。
オシャレ過ぎて園芸の時に着るのがもったいないほどです。
……って思い切り本末転倒ですな。
あと小物でいうと個人的には園芸というかガーデニング用の小物に(手袋とか)
花柄・星・ハートなどの可愛らしい柄はなくてもいいかなぁ。
私にとって手袋の役目は手を守るよりなにより虫を掴む(潰す)ためにあるのです。
枝にうじゃらっているアブラムシとかをですね、端からザ~ッとプチる時にね、
可愛らしい手袋だと躊躇しちゃいそうだものなぁ。←ナウシカにはなれない←なるつもりだったの⁈
庭と作業着の調和
意外と気になるのが庭と園芸着の調和、です。
庭という言葉をお手入れ具合とか園芸力と言い換えてもいいかもしれませんが
これって結構重要ではあるまいか?
あんまりお手入れをしていない庭なのにファッションだけキメキメというのもなぁ。
「この庭でその恰好って……」と自分で自分につっこんでしまうかも。
「形から入る作戦」もあるけれどそこに予算をつぎ込むのであれば
新しい苗や肥料や土を買いたいしなぁ。
あんまり気張った感を醸し出さずそれでいて適度にこなれた感があって
どんな植物や庭とも相性がよく着る人の年齢や体形を問わない、
そんな園芸着を私は着たい!!
……あるかしら?
もんぺに魅かれる
……ありました!
それは「もんぺ」でございますよ、もんぺ。
日本発祥の農作業着といえばのもんぺ、最近では若者にも街着や部屋着として人気のもんぺ、です。
最近ではこじゃれた雑貨屋さんでもんぺを置いているところも多いようですしね。
もんぺの良さとは?
ところでお若い皆さんはもんぺを知っているのでしょうか?
戦争を主題にしたドラマやアニメで見たことがある人も多いかしら?
戦時中は女性の国民服として着用されていましたが、もともとは東北地方など
寒冷地の農村で作業着として愛用されていたものです。
腰回りやひざ周りにゆとりがあるために動きやすく木綿や絹などで作られ模様も無地や絣、縞など各種あります。
ひと昔前までもんぺは農業を生業としているおばちゃん・おばあちゃんが履くもの
というイメージが強かったのですが今は普通に街着や部屋着として認知されています。
そしてもちろん園芸着としても活躍中です。
いやぁもんぺいいなぁ、欲しいなぁ♥♥
もんぺのいいところは次のような5つが考えられます。
1、着心地が抜群にいい・・・軽いし通気性もいいし楽である
2、洗濯してもすぐに乾く・・・速乾性に優れ洗うほどになじむ
3、履きこむほどに味が出る・・・古着屋さんでも味が出た古いもんぺ人気だとか
4、部屋着や寝間着などにしてもいい
5、4として旅行に持って行く時もかさばらない
もうね今の私に必要な園芸着はもんぺ以外にないのではなかろうか。
ところで気になるもんぺのお値段ですがこれはもうピンキリでございます。
もんぺといえば久留米絣という織物が有名なのですが一着数千円~1万円越えのものまであります。
*こちら園芸用というよりオシャレ着「うなぎの寝床」さんのもんぺ、素敵♥
「わざわざ」さんというパンと日用品の店の「うなぎの寝床」さん
おしまいに
あぁ目に浮かびます、もんぺを履いて園芸をしている自分の姿が。
ということで今年の母の日は「もんぺ」をお願いしま~す。
<追記>
お手頃価格(←ココ大事)で素敵なもんぺをまたまた発見しました。
探せば探すほどありそうな気配ですよ。
もしかしてふたたびのもんぺ時代が来るのかしら?
本日のお言葉
「もんぺが欲しい」といったら「ほっかむりもしなよ」と返された