みなさま、ごきげんようでございます。
さて季節は梅雨、梅雨といえばの梅仕事でございます。
とはいえ地域によってはもう梅の完熟期を迎えて
今年の梅仕事はあらかた終わったわ、な方もいらっしゃるかと。
こちら越後では地元の梅がいままさに盛り。
わたしも先週から梅仕事、始めました。
今回は今年のというよりは昨年の梅仕事をようやくやり終えたお話です。
ではスタート!
梅仕事の容器をどうするか問題
毎年5月の下旬ころになると「さて今年の梅仕事はどうするかな?」と
ソワソワいたします。
どうするかな?とは
2,1を作るにあたり梅をいつどれくらい用意するか
3,1を作るための梅以外の材料や容器の準備・調達
とまぁざっとこんな感じの事々です。
わたしの場合、今年は3がとくにネックでございました。
というのも果実を漬ける瓶にはまだ昨年作った梅漬けがどっさりと残っていたからです。
その量、だいたい2㎏弱……
一瞬「果実酒用の瓶をまた買おうかな?」との思いがよぎりましたが
いやもうすでに4個あるし(そのうちの2個は梅サワーと花梨酒が入っている)
置き場所を考えるとこれ以上増やすのは得策ではないな、と。
ちなみに私が使っている容器はこちら。
梅1㎏を漬ける用の瓶です。
最近ではジップロックを使って梅仕事をしている方もよく見かけます。
ただ我が家の場合はシロップと梅干しで6kgの梅を使いますので
それをそれぞれ小分けにして作業・保管する手間やらを考えますと
面倒くさがりなわたし向きではない気がして……
まぁとにもかくにも新しい瓶は買わないことに決めました。
早急に瓶を空けねばなるまい。
瓶を空けるには昨年作った梅漬けをどうにかしなくてはなるまい。
いちどに全部食べ切るのは不可能となれば別容器に移すしかありません。
しかしながらそれはまたそれで容器をどうするか?どこへ置くか?の堂々巡り。
そのときにふと思い浮かんだのですよね「練り梅」の3文字が。
いままでなぜ梅漬けがあまり消費されなかったかというと
梅シロップ後の梅を赤梅酢と赤シソで漬けたとはいえ
やはりほんのり甘い梅漬けを甘いもの苦手なわたしがうまく使えなかったから。
たま~に刻んでカツオ節とお醤油で和えたカツオ梅風なものを作ったくらいでしょうか。
(ちなみにこれは家族から大変評判がよく、おにぎりや海苔巻きの具として人気)
しかし最初から刻まれた状態の梅であればカツオ梅はもちろん、ひやむぎやそうめんの薬味、
ドレッシングやタレなどにすぐに使えて便利ではなかろうか、いや便利なはず、
よし作ろう、となりました。
梅シロップ後の梅で梅漬け~練り梅(もどき)作り
梅シロップ後の梅で作った梅漬け。
まずは梅の実、赤シソ、赤梅酢に分けます。
いやはやよく漬かっていること。
次はいよいよ練り梅作り……いやもう何回も練り梅練り梅と言っているものの
練り梅ってどうやって作るのかしら?
↑ こちらの記事によりますと正しい練り梅とは梅干しを裏ごししてお砂糖やみりんを加えて
弱火で練り上げて作るというものでありました。
梅シロップ後の梅の実だからお砂糖やみりんはいらないとして、
裏ごし!弱火で練り上げる!ですって……め、いやいや……うむむ。
よし?我が家は練り梅(もどき)ってことにしよう。
刻むだけじゃないの?というこころの声は無視。
まずは梅の実から種を取り出さないと。
ちまちまちまちまちまちまちまちま……取り出しました!
なぜ実ではなく種の写真を撮ったのだ、わたし?
よろしければ夏バテや胃腸の不調で食欲のないときにこの写真を眺めてくださいませ。
そうしてちまちま種を取った実に少量の赤シソと赤梅酢と加えてミキサーで
限界まで細かくして混ぜたら完成。
結論といたしましてはとても美味、そして調理しやすい練り梅(もどき)が
たっぷりと出来上がり、大きめの空き瓶1本に収まりました。
ヤレヤレでございます。
そして梅仕事は容器の空いたここからが本番……
おしまいに
梅シロップ後の梅、そのまま食べたりジャムやお菓子に使われたりが多いのでしょうね。
わたしが甘いもの苦手でなければそれができましたものを。
とにもかくにも練り梅(もどき)、上出来上出来でございます。
本日のお言葉
練り梅(もどき)と名乗りつつ刻み梅だよね、練ってないもん