冬の暴風は季節の風物詩・・・なんてのんきなことをいっている場合じゃない。
今朝からものすごい暴風雪が吹き荒れているおかげでベランダの大事なユーカリ・グニーが抜けそうな乳歯かってくらいグラグラになっています。
ユーカリの根は弱い?
ユーカリ・グニーは本来20メートルを超す大木に育つ植物です。
大木に育つということは根もがっしりと地面に伸びていくイメージですが実は根張りは浅いのです。
これは根の性質の強弱ではなくて根の張り方の問題ととらえると良さそうです。
鉢植えのユーカリ・グニーの場合、根を丈夫に強く育てるにはスリット鉢で育てたり適した用土を用いたりと工夫することも必要ですが支柱を使うことも有効。
なおユーカリの根張りが浅いという記述はこちらを参考にさせていただきました。
「ガーデニング花図鑑・グニユーカリ(ユーカリグニー)の育て方」
ユーカリ・グニーがグーラグラ
今回ユーカリ・グニーの根張りが浅いということを身を持って体験しました。
というのもベランダの木々が右に左にと揺れているほどの風が吹いている中、よく見てみると柘榴やオリーブ、月桂樹などは確かに風に吹かれてはいるけれども揺れているのは幹の3分の2くらいで根元はほとんど揺れていない。
しかしユーカリ・グニーだけが支柱と一緒に根元ごと揺れている、なんならそのまま根が地上に出てきて倒れそうな勢いでグラグラしている、といった有り様でした。
そこで鉢込み高さ160㎝、重さ推定15㎏弱のユーカリを暴風雪の中抱きかかえてベランダから室内へと急遽避難させたのです。
あぁこうしてまた私の上腕二頭筋が鍛えられていく・・・。
しかし改めて眺めてみると室内に緑があるのって和みますね、たとえ丸坊主のユーカリだとしても。
せっかく室内に入れたのだしこのまま観賞用ユーカリとして春まで置いておこうかしら?
ユーカリを毎日身近で眺めるというのもよろしいですなぁ。
ユーカリは室内栽培が困難な植物である
とはいえユーカリ・グニーは確か寒さにはとても強く-20℃くらいまでは大丈夫なはず。
室内に入れて置いて大丈夫かな?
そこでユーカリ・グニーについて改めて少しお勉強を。
ユーカリ・グニーとは?
それでは改めましてユーカリ・グニーのおさらいをしますね。(自分のために)
属名 ユーカリノキ属
別名 ユーカリグニー
水やり 乾かし気味に
場所 外の日なた
耐寒性 極めて強い -20℃
成長 25mほどの大木
弱点 夏の厚さ・加湿・風
たぶん日本で一番栽培されているのはこのユーカリ・グニーではなかろうかというぐらいポピュラーなユーカリで丸みのある触るとぽてっとした感触の葉っぱが可愛らしいです・・・とか言ってパリパリに葉枯れさせた挙句、丸坊主にしちゃったけれど。
ユーカリは根が浅いのでたとえ10m、20mあるような大木に育っても強風で倒れることは珍しくありません。
それでいて生育がとても早いので地植えにする時は周りの環境に十分注意してしっかりとした支柱などを立てる必要があります。
ユーカリの育て方を解説してしているもののほとんどが鉢植えを推奨しています。
根が浅くて倒れやすい点や鉢植えのほうが管理がしやすい点などが理由。
植えて2~3年で電柱並みに育つのですから確かに庭植えするにはそれなりの注意が必要ですね。
室内栽培がダメな理由
先ほどご紹介した「ガーデニング花図鑑 グニユーカリの育て方」には
日当たりを好みます。日陰・半日陰は向いていません。室内では育ちません。
とはっきりと書かれています。
日当たりを好むと聞くと窓際ならいいかな?と考えてしまいますが人間が感じる日当たりと植物に必要な日当たりは全く違います。
照度計で測ると明るい室内の窓際よりも暗い屋外の日陰のほうがはるかに明るいのですって。
*照度についてはユーカリについて詳しく解説されているブログ「ユーカリの薫るベランダで」を参考にさせていただきました。
つまりユーカリ・グニーの鉢植えは屋外に置かなければ育たないということですね。
・・・風がやんだらユーカリ・グニーの鉢をまた持ち上げてベランダに戻します。
あぁこうして私の上腕二頭筋がまた鍛えられていく。←2度目のぼやき
おしまいに
ユーカリグニーファン?の皆様へ。
我が家のユーカリグニー受難の歴史です。
1、2017・6・26 ユーカリグニーを丸坊主にしちゃったのお話
2、2018・1・23 暴風で根元がグラグラになったユーカリグニーのお話
3、2018・3・22 葉っぱの次は幹が真っ赤になってきちゃったユーカリグニーのお話
4、2018・12・16丸坊主から回復中のユーカリグニー、でも葉っぱが少ないなのお話
5、2019・4・28丸坊主はある種の賭けで本来は正しい剪定と摘心が必要だったのね、どうしよう~のお話
本日のお言葉
園芸は筋トレ