土鍋が好きであります。
土鍋の佇まいが好き。
調理器具でありながら優れた器にもなる土鍋が好き。
いつもの料理でも土鍋を使うと料理の完成度が高くなるのが好き。
これほど土鍋が好きなのに土鍋は時として私に牙をむく・・・。
今回はそんなお話です。
土鍋が好きだぁ~
土鍋が好きでありまして収納スぺースと予算があればもっと土鍋が増えそうです。
ちなみに現在4人暮らしの我が家には土鍋が10個あります。
2、鍋ものやおでんの時などに登場する大きい11号土鍋が2個
3、おみそ汁や煮込みはこの土鍋で作るだけで美味しいという土鍋が2個
4、遠赤外線の効果で焼きイモなどが作れる土鍋が1個
5、目止めが上手にできなくて鍋としてはイマイチだけど器として美しい土鍋が1個
6、昔からある8号土鍋が1個
特に毎日活躍しているのが3のみそ汁用土鍋 ↓。
「味噌汁なんてどんな鍋で作っても同じじゃない?」と思っていた昔の私よ、土鍋にあやまれ!
もうね、全然違います。
味のしみ込み具合と申しますかまろ味と申しますか。
味噌汁の味が確実にあがりました。
実のところ、まだまだ使ってみたい憧れの土鍋がいくつもあります。
そこで私が「土鍋が欲しいなぁ」と言うと旦那さんは「買えば?」といつも答えてくれます。
「鍋なんて安いでしょ」とも言ってます。
甘い!あまちゃんだぞ、旦那さんよ。
確かにブランド物のなにかよりはお安いですが「いい土鍋はお値段もご立派」ですのよ。
ウン万円とかざらにあるのです。
そのうちまたコッソリ買っちゃお。
土鍋のサイズ
ところで皆様、土鍋のサイズはご存知ですか?
土鍋は号数で表されているので買う時に迷うところです。
そこで大体の目安を載せておきますね。
・6号 1~人2用 口径18㎝前後 900ccほど
・7号 2~3人用 口径21㎝前後 1500ccほど
・8号 3~4人用 口径24㎝前後 2200ccほど
・9号 4~5人用 口径27㎝前後 3200ccほど
・10号 5~6人用 口径28~30㎝前後 4000ccほど
・11号 6~7人用 口径31~33㎝前後 6000ccほど
こうして見てみるといかに我が家が大喰らいかがわかります、4人家族で11号って・・・。
やっと本題、土鍋の唯一の弱点は焦げつきやすいことです
土鍋は金属製の鍋に比べて温まるまで時間がかかりますがいちど温まるといつまでも冷めにくい抜群の保温性が特徴です。
冷めにくいので卓上コンロの火を止めてからしばらくはグツグツのグラグラです。
しかしこの保温性がゆえにちょっと油断すると簡単に焦げつくのですね。
鍋の後のしめのおじややうどんなどは要注意。
気がつくと鍋の底には香ばしいを通り越したガチガチの焦げつきができております。
鍋のコゲを洗ったことがある方ならおわかりでしょうが本当に取れませんよね、焦げ。
2、たわしでゴシゴシするとたわしがくじける
3、硬いもの(使い古したカードなど)でこそげ取ろうとしてもそうキレイには取れない
4、スチールたわしやクレンザーなどでこすると大事な土鍋が傷つく恐れ
そして最後の手段というかついやってしまうのが「爪」で取ろうと試みること・・・。
しかしこれは危険です。
非常に危険です。
下手をするとコゲのかけらが爪と指肉の間に突き刺さります。
サクッとザクリと刺さります。
痛い痛い痛いこれは痛い!!!地味なくせに激痛です。(過去に何回か経験のある馬鹿者が言うのです、信じて)
*なお痛い話がお好きな方はこちら料理中の痛い話もお読みください。←宣伝
絶対におすすめはできません。
重曹を使うとあんなに頑固な焦げはどこへ行った状態になります
土鍋を愛しているのに土鍋の焦げ落としのたびに江戸時代の拷問(取り調べの際に爪の間に竹串を・・・と私の愛読書「鬼平犯科帳」に度々書かれています)のような痛みを味わいたくない!
そこでここ最近は重曹のお世話になっています。
コゲを落とす方法は簡単で土鍋の8分目ほど水を入れてそこに重曹を小さじ1程度入れ10分煮るだけ。
土鍋が冷めてから洗うとあれほど頑固だったコゲが浮いている&軽くこするだけでスルンと落ちます。
しかも重曹には消臭効果もあるので焦げ独特の臭いまでなくなります。
ということで最近は土鍋使用後のストレス0!
もしもこれから土鍋の購入を考えている方がいらっしゃいましたら合わせて重曹の購入もお忘れなく。
(食用の重曹がおすすめ)
おしまいに
見て良し、器として良し、もちろん調理に良しな土鍋。
土鍋への愛が暴走しておりますが本当に優れた相棒です。
ところで土鍋は使用後よく乾かしてから片づけること!!
そこをきちんとしないと土鍋にカビが生えます。
大切な土鍋にカビが生えたら泣いてしまう・・・。
さっ、今夜も土鍋に登場してもらって何か作りまぁす。
本日のお言葉
土鍋のような女性に私はなりたい