春がやってきました。
春といえばお花も咲き始め木々も緑色になり山菜も育ちタケノコの食べ盛りを迎える。
そうだ、タケノコごはん食べよう!となります。
そしてせっかく旬のタケノコごはんを作るのなら土鍋で炊こう。
う・・・うん、土鍋でね。
しかし過去にひどい失敗をやらかしている私にとって土鍋でタケノコごはんはハードル高そう。
ところが今回は非常にうまくできました。
控えめにいっても自分史上最高の出来。
お料理屋さんに出せるレベルの美味しさ。
もう土鍋で炊き込みごはん恐怖症とはおさらばです。
ではおさらばまでの顛末、スタート。
土鍋で炊き込みごはん
自称・土鍋バカの私ですから土鍋炊飯にはそこそこ自信があるものの炊き込みごはんとなるとからきし苦手。
苦手意識を持ったのは奇しくも今回作ったタケノコごはんがきっかけでした。
もうあれはなんというか美味しいまずいを超越した食べ物でしたね。
ある時はお米に芯が残ったタケノコごはん。
またある時は炭?炭ですよね?なおこげが過ぎるタケノコごはん。
この経験ですっかりくじけちゃってそれ以来炊き込みごはんも鍋炊きで作っておりました。
*我が家には電気炊飯器はありません
しかし春だし新しいこと始めなくちゃだし的な気分になったこともありついに封印を解いて土鍋でタケノコごはんを作ることにしたのです。
土鍋で炊き込みごはんは焦げる?
「そもそも土鍋で炊き込みごはんを作ると焦げるよね~」と土鍋に責任転嫁していた私。
ところがツイッターで仲良くしているヒロミさんの記事には炊き込みごはんを作る時には炊飯よりも火加減・加熱時間を抑えればいい!と書いてありました。
ただでさえ保温性の高い土鍋、ましてや具材や調味料の入っている炊き込みごはんは焦げやすい。
おこげは美味しいし必要だけれど黒焦げはいらない・・・。
それをいつもと同じように炊いていれば焦げるのが当たり前だということにようやく気がついた次第。
なんだか今回こそ美味しい炊き込みごはんを作れそうな気がしてきました。
自分にプレッシャーを与えよ!
そしてダメ押しとばかりに自分で自分にプレッシャーを与えることに。
ツイッターで高らかに宣言したのです、美味しいタケノコごはんを作ると!
リベンジの時は来たと!
そうしたらおやさしい皆さまから想像以上に声援いただいちゃって。
しかも「無事に完成したら報告してくださいね」なんてお声も多くてさ。
これはもうなにがなんでも成功させなくてはいけないわ!となった訳です。
さぁいまこそタケノコごはん作りをするのだ。
タケノコごはん作ったよ~
タケノコごはんの作り方はとてもシンプル。
土鍋で炊飯をする時と同じです。
あらかじめ吸水させておいたお米とタケノコ、だし汁、調味料を加えます。
最初は強火で沸騰してきたら弱火にして15分炊き10分程度蒸らすだけ。
*おこげを多く作りたいときは蒸らす前に10秒程度強火にかけます
ただし味つけにお醤油を使っている場合は塩よりも確実に焦げやすいです。
今回私は塩の味つけで弱火13分ほどで火を止めました。
結果、もう少しおこげがあってもよかったかな?という出来上がり具合。
このあたりは使用する土鍋と火力との相性やお好みもありますので自分に合った方法を探してください。
タケノコのアク抜き
生のタケノコに必ず必要なのがアク抜き作業です。
タケノコのアクは時間がたつほど増えます。
タケノコを手に入れたらすぐにアク抜きをしましょう。
*詳しいアク抜きの手順はこちらカゴメさんの「実は簡単!たけのこのアク抜き&保存のコツ」がわかりやすいです。
一般的にタケノコのアク抜きには米ぬかと唐辛子を使います。
唐辛子を入れるとタケノコ独特のえぐみが消えると昔からいわれています。
ただ私は唐辛子を入れないこともあるのだけれど入れても入れなくてもタケノコの味は一緒なんだよなぁ。
また最近ではぬか・唐辛子の代わりに重曹や大根おろしを使ったアク抜き方法が紹介されることも増えてきました。
ぬかを使ってタケノコを煮る→冷ますよりも短時間でアク抜きが終わることがウリのようです。
ぬかを使うよりもアクが抜けるとの説もあります。
次回は大根おろしでアク抜きをしてみようかな。
*大根おろしでタケノコのアク抜き
タケノコごはんの味つけや具材
皆さま、タケノコごはんの味つけは何派?
周りの人にたずねてみたところ定番のお醤油や塩のほかにめんつゆ派も多くいました。
多数派はやはりだし汁+お醤油派かな。
いつも見ているお料理サイトではおだし汁+お醤油を使っていますね。
それとタケノコだけではなく油揚げも加えてコクと美味しさを引き出しています。
いままでタケノコごはんの具はタケノコのみだったけれど次回は油揚げも入れてみよう。
*私のごはん作りの参考書とも呼べるのが白ごはん.comさんです。
そしてその白ごはん.comさんの本がこちら。
内容はもちろんだけれど本の手触りもいいのですよね~。
そして丁寧な作り方が記載されているのでどのお料理も試してみたくなります。
おしまいに
今回は火加減に気をつけたこととプレッシャーのおかげもあり本当にうまくタケノコごはんが炊けました。
同じ要領ですればほかの具材の炊き込みごはんも必ずや成功する(ハズ)と固く信じております。
これはもう土鍋で炊き込みごはんを炊くことを克服できたといってもいいのではないでしょうか?
さぁて今夜も炊き込みごはんを作ろうかな。
本日のお言葉
炊き込みごはんの時っておかずいらなくない?