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雪の匂いを嗅ぎ、雪の音を聞き、雪の味を味わう、雪は美しくてコワイものです。 

雪景色とベンチ 日々の雑感など

山間部は豪雪だけれど市街地はそれほどでもない、というか今朝まで全く雪がなかった新潟ですが「雪、始めました」的に降り出しました。

現在の積雪は半日足らずで30㎝といったところでしょうか?

あぁやっぱり雪が積もるとなんだか嬉しいな~。

雪かきとか面倒くさいけれどまったく降らないきゃ降らないで「なにやってんの?今年の冬将軍!」とか言っちゃうもんね。

と、謎のテンションで書いているけれどこれ・・・雪の降らない地方にお住まいの方には???でありましょうね。

いやはや年甲斐もなくはしゃいでしまいすみません。

あぁでも雪だよ、雪が降ったよ、積もったよ~!!

ちょっと今回は雪の匂いや雪の音、さらには雪の味まであれやこれやお伝えしたいと思います。

なんだかんだで雪が好き

雪で苦労されている方(例:配送業、新聞屋さん、郵便屋さん、その他お仕事をされているすべてのみなさま)には申し訳ないのですけれど、雪が大好きです。

雪が降るとテンション上がる~ぅ&用もないけれど雪踏みに行きたくなる~ぅ!

ただし雪は好きですがウィンタースポーツは全くいたしません。

小学校の体育の授業でスキーして以来ウン十年、靴以外のもので雪の上に乗ったことなし。

新潟県人はスキー好き!とお思いの他県の方もいらっしゃるでしょうがさにあらず。

しない人のほうが多いです。(当社調べ)

それにしてもいつもなら真っ暗になる夕方の景色も雪が街灯や家の灯りを反射してうっすらと明るいです。

夜に降る雪は本当に美しい。

雪見酒とはよく言ったもので確かにお酒のあてになりますしず~っと見ていられます。

雪の匂い

雪が降る前や雪が降っている時には独特の雪の匂いがします。

子供の頃から嗅ぎなれているので外の匂いを嗅ぐと雪が降るかどうか大体わかるくらいです。

けれど学生時代に雪のないところで育った友人に「雪の匂いってどんな匂い?」と聞かれてうまく説明できませんでした。

似たような匂いといっても思い浮かばないし、無理矢理言葉にするなら「鼻の奥にツーンと入ってくる感じの透明で清冽な匂い・・・」です・・・わ、わからないか?!

雪の情景を作品にしている小説はたくさんありますが、雪の匂いについて書かれたものはあるのでしょうか?

作家さんたちが雪の匂いをどう表現されているのか、とっても気になります。

ちなみに私とおなじく雪の匂いについて書かれている面白いブログを発見!

『雪の匂い・冬の匂い』
カナダのオンタリオ州在住者が遭遇した出来事や文化の違いを綴っています。★ブログの背景、プロフィールはこちら:以後、お見知りおきを…ブログ記事は実際の出来事をも…

いやもう本当!これこれ!!なのですよね。

雪の音


雪が降っている時はとても静かです。

ただし静かとはいっても無音とは違います。

雪が降っている音というか気配はちゃんとしていますから。

雪が降る音はよく「しんしん」と表現されますが確かにそんな感じです。

しんしんと降る雪は積もる雪、パラパラと降る霰(あられ)は雪の前触れ、気温が高くなってくると霙(みぞれ)がしゃばしゃば、という具合に音を聞くと雪の状態がわかります。

そして雪が積もると世界から音が消えたように「し~ん」とあたりが静まり返るのです。

まるで雪が周囲の音を吸収もしくは雪の中に音を閉じ込めているかのようで白い世界はただただ静かなのでした。

雪の味

子供時代に雪が積もると友達同士で「雪のお寿司屋さんごっこ」をしました。

雪を酢飯に見立てて握りネタは各自が持ち寄ったお菓子を乗せて一丁あがり~。

いつも食べているみかんやチョコレートも雪と一緒に食べると美味しくなるような冬だけのお楽しみ。

もっともこれは昭和の胃腸が丈夫だった子供の何事につけおおらかだった時代のお話です。

当たり前だけれどもそしてそんな人いないと思うけれど真似をしないでね!

ちなみに以前この話を息子さんたちにしたら「かわいそうに、普通のおやつなかったのかよ」と言われました・・・。

いやそうでなくてさ、雪の思い出をね話しただけだから。

昭和のかわいそうな子供の話じゃないから。

雪には空気中を漂う「エアロゾル」と呼ばれる不純物が混ざっています。エアロゾルは、砂ぼこりや工場から排出される粒子などの総称。つまり雪は汚いのです・・・食べるな!

雪の美しさとコワさと

屋根に積もった雪

雪の美しさばかりではなくてコワさもお伝えしなくてはいけませんね。

毎年、屋根の雪下ろし中や落ちてきた雪に埋もれたなど雪が原因で命を失ってしまう事故が起きてしまいます。

雪なんてそのうち解けるんだから放っておけばいいのに?

放っておいたほうが危険なのです、雪は

雪のコワさはそのはかなげな容姿からは想像もつかないほどの重さにあります。

雪は降りたての新雪からぼたん雪やみぞれまでさまざまありますが水分の多く含まれる雪ほど重くなります。

例えば乾いた雪の1平方メートルは50kgほどの重さですが湿った雪の1平方メートルの重さは100kg~500kgまであります。

建坪20坪(66㎡)の住宅に50㎝の積雪で屋根にかかる重さは800kgの軽自動車13台分、1mの積雪では800kgの軽自動車26台分にもなります。

自分が寝ている頭上に800㎏×23=18,4tのものが載っている恐怖・・・実際に寝ていると屋根がきしむんです。

子供の頃はあのきしむ音がなんとも不気味に感じてコワかったものでした。

わ~い雪だぁ、とばかり浮かれてもいられないですね。

おしまいに

こうして書いている間にもしんしんと雪が降り続いています。

嬉しいけれどこころのどこかで「降り過ぎないでね!」と願っていたりして。

雪かきが・・・冬場唯一の運動ではあるけれど・・・できれば雪かきしない程度に積もってほしい。

本日のお言葉

雪が大好きすぎて体形が雪だるまに・・・