ネットで民藝品店や荒物屋のお店訪問
本日も雪がなかなかのペースで降っておりますよ。
重い腰(腰だけ?)を上げ雪かきを済ませて家に入ってきたら息子が「雪かきするほど雪降った?」と。暖房のきいた部屋で寝ころんでずっとスマホいじってたら気がつかんわな。こんな使えん男に育てた自分よ、反省せよ・・・。
ところで昨日は時代劇を見始めるきっかけになった民藝品についてちょびっと書きましたが本日はその続きです。
当然ながら雪に閉ざされた田舎暮らしゆえ実際に民藝品店や荒物屋には行けません・・・それ以前に店自体があるのか?
ですのでもっぱらネットでお店を覗いてはニマニマしとります。
実は民藝品にハマってあれこれ見ていくうちに気がつけばあらものにもはまり込みましてね。
昔は荒物屋さんとか金物屋さんが商店街に1軒は必ずあったのだけれど今は本当にお見かけしなくなってしまいました。東京や大阪のような大都市圏のほうがありそうですがいかがでしょう。
あらもの?
ちなみにあらもの(荒物)とは日常生活の中で使うもののことで雑貨と言ったほうがお若い方にはわかりやすいかな?
今ではプラスチック製品とかシリコン製品などが主流の日用雑貨ですが、あらものは昔のままの製品です。
実用一点張り!と見えて実は風情があるというか使うほどに愛着が沸くというか・・・しかもなんだか懐かしい雑貨なのです。それにほとんどのものは手入れや修理をしながら使えばほぼ一生もの!です。
その時々の自分の好みというか流行りで雑貨を揃える楽しさももちろん知っていますよ、今までがそうだったから。でも40歳も半ばを過ぎたころから目移りしないでじっくりとつきあえるものが欲しい病?にかかりまして。
家電などは新しいもののほうが機能や電気代がお得ですからいいとして、雑貨はあらものの世界へじわじわハマり込んでいったのでした。
竹かご、竹の蒸籠、わっぱの弁当箱、藁の鍋敷き、ブリキの入れ物(米びつとして使用中)、棕櫚のホウキ、ちりとり・・・などなど多数を愛用中でございます。
竹かごなんて日本昔話のばあさん並みに持っている&使っている・・・。
しかしながら民藝品と同じくあらものも職人さんが高齢化していて後継者がいないということも多いらしいと聞きます。
こんなに素晴らしい技が日本から消えてしまうのは悲しいなぁ。
だからってただでさえ若者が減っているご時世にそう簡単な話ではないことは理解していますが。一人一人の若い人につきたい職業があるのだろうし。けどもさ誰かぁ~職人さんの道へ進まないかい?
ところで私のようなあらもの好きには聖地といいますか基本中の基本といいますかとにかくあらものであればまずはこのお店!というところがあります。
それが松野屋さん、東京の西日暮里に実店舗があります。
もしもあらものに興味を持たれた方は松野屋さんのご主人が書かれた本を読まれてはいかがでしょうか?国内のあらものやあらものができる過程などが紹介されています。パラパラと眺めていると使ってみたいと思うようになること間違いなしの本です。
私もパラパラと眺めては「素敵~。使ってみたいわ~。欲しい~~。」と心の中で叫んでおります。
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お気に入りの民藝品店
ようやく昨日の続きらしきところまで来ました・・・。
民藝品店も荒物屋さん同様に大都市圏中心にお店があります。それと窯元など器の産地にも実店舗がたくさんありますね。
だけど新潟には~知らんだけだったらごめんだけど~あんまりないよねぇ~♪
ということでもっぱらネットでお店巡り。←お店が近くにあったら散財してたから良かったby旦那さん
いや君(旦那さん)が知らないだけで結構な数のお皿買ってますけど。
毎日私の作ったごはんを食べているがお皿の変化にはあまりお気づきでない模様・・・こういうタイプが旦那さんだと買いやすいけどね、張り合いがないとも言えますな。
実際には10軒以上お気に入りに登録してありますがその中から2店舗ほどを勝手に紹介させていただきます。
まずは民藝おくむらさん。こちらはご店主のこだわりがギュギュっとつまった民藝品店です。サイトにお邪魔するだけで民藝の勉強ができます。揃えているお品も日本を始めアジアの民藝品までと幅広く本当に眺めているだけで楽しいです。←客としてどうなの?
それともう1軒はcotogotoさん。こちらは女性なら趣味の違いはあるにしても嫌いな人はいないはずなお店です。品物のラインナップも特集や読み物もなんかねツボなんです。あぁこういうものに囲まれてこんな風に丁寧な暮らしを送りたいなって。
あらものも民藝品も流れている時間がゆっくりとしている感じが心地いいというのかよそはよそ、うちはうち、的な感じが楽っていうのか。
しかしこれだけ民藝品愛を語っていますけど・・・実は私、大事なお皿にカビを生やさせました。
お皿をカビさせた顛末についてはいずれまた書きます。
本日のお言葉
いつか日本民藝館に行きたいな