2024年3月11日。
今年もこの日が巡ってきました。
あの日から13年。
いままでこのブログでは触れていなかったけれど
3月11日は大好きだった祖父の誕生日であり
大好きな友の誕生日でもあります。
だからおめでとうの日、お祝いの日です。
そして東日本大震災が起こってしまった日。
今年はお正月に能登半島地震が起きたこともあって
これまでより14時46分の黙祷が沁みた悼みの日です。
感情のベクトルが180度異なるけれど
このふたつの気持ちはこれからもずっと生きている限り
わたしの中に居続けることでしょう。
ところで先ほど黙祷がいままでより沁みた、とお伝えしました。
震源地ではなかったものの能登半島地震のあの揺れの怖さを
覚えてしまった今、それ以前とそれ以後では気持ちが大きく違います。
もちろん自分も家族も命を落としたり怪我を負ったり
故郷や住む家を失ったりしたわけでもないので
被災の当事者とは言えません。
けれども……それでも……相変わらずの傍観者ではあるものの
わたしの中の「命の危機感」や被災地・被災者への思い、
それから現実のものにはなってほしくないけれどいつかかならず来ると
言われている次の大地震への防災意識はかなり変わりました。
個人的に戦争や災害が起きたあとに使われる「教訓」という言葉が
とても苦手なので使いませんが、大きな災害で多くの人命が失われるたびに
亡くなられた人と生き残った人たちが示してくれる知恵を伝えて
実践していくことこそが大切なのだろうなとつくづく感じています。
復興と備え……
あらためて向き合わねばな、と思う今年の3月11日です。
黙祷。