みなさま、ごきげんようでございます。
今日から6月ですね。
そして今日から電気代が値上がりですね(地域によるけれど)。
こちら新潟はまだ梅雨入りをしていませんが
みなさまのところはもう梅雨入りされたでしょうか?
個人的には雨が大好きですのでキライではないです、梅雨。
あっでも蒸し暑いのは大の苦手(わがまま)……
6月といえば梅仕事をはじめとした保存食作りの月。
地物のらっきょうが出始めたので来週はらっきょう漬け、
その次の週からは梅シロップに梅干しに、の梅仕事が待っています。
今週はイチゴジャムを作りました。
このブログにも何度も登場している野菜屋さん。
この季節、軽トラにソラマメとイチゴを山ほど積んで売りに来てくれます。
ソラマメは本当に旬のあいだしか食べられないので
毎日のように茹でソラマメをいただいています。
そしてイチゴ。
え~野菜屋さんのイチゴはですね、摘みたての新鮮なイチゴはですね、
真っ赤で香りがよくてそしてワイルドというかイチゴらしいお味というか
……ハッキリ申せば、すっ、すっ、すっ、すっぱいのです!
甘さ4の酸味6、いや甘さ3の酸味7。
お砂糖や練乳をたっぷりとかけていただくとそれはそれはおいしいイチゴ。
ただまぁそうしたこともあり今年も「ジャムにしないの?(ジャム作って!)」の声が。
そこでジャムを作りました。
① イチゴをよく洗います
② イチゴを半分または4等分にカットします
③ お砂糖とレモン果汁を加えて琺瑯のお鍋でコトコト煮たらイチゴジャム完成
こうして文章にしてみるとジャムって考えているより手軽に作れますね。
オホホ、それではみなさまもぜひお作りに……で終わらない、終われないのがわたし。
完成したイチゴジャムですがね、手作りのよさでもあるお砂糖を控えめにしたところ、
とろみの少ないサラサラのイチゴソース寄りのジャムができました。
味はじぶんで言うのもなんであるが抜群においしく甘さもちょうどよくできたのですが……
とろみが足りないのはどう考えてもお砂糖控えめにしたせいでは?
ハイ、その通り。
お砂糖の量を控えるととろみが少なくなります!
果物でジャムを作るときのお砂糖の量は果物の50~70%程度。
いちどサラサラになったジャムはレモン果汁やペクチンを加えても固まりません。
50~70%!?
あぁわたしのお砂糖の量はせいぜい30%ほどだったもんな(目分量)。
そりゃ固まらないわけです。
*こちらの記事を参考にしました ↓
そこでわたしが取った最終手段は長めに煮込む。
コトコトコトコトコトコトコトコト……
15分程度でいいところを倍の30分近くコトコト煮込みました。
だいぶとろみがついたけれどもそれでも市販のジャムにくらべるとさらりとした仕上がり。
うん。
あとは家族に「こぼさないように気をつけて食べよ」とお願い(命令)しよう。
そうそうジャムを煮ているときに思い出した本が。
大好きな平松洋子さんの書かれた1冊です。
その中にこんな一節があります。
ジャムを煮るということを、ことさらむずかしくかんがえなくていいんだな。(中略)たいせつなのは、ワックスをかけていない旬のくだものを使うこと。酸に強い鍋を使うこと。そして、むやみにコトコト弱火で煮すぎず、砂糖を加えたら皮や果汁、果実を合わせてトロリと煮込むこと。そのくらい。
しまった!むやみにコトコト煮てしまった!
平松さんはくだものが余りそうだったり傷みそうだったりしたら、
半分ほどはさっとジャムにしてしまうそうです。
くだもののいちばんいいとき、そのときを鍋の中でとめてしまう。
さらには夜ふけの静けさのなかでジャムを煮る幸福感についても書かれています。
あ~そうだったそうだった!
わたしも家族が寝静まってしんとした台所でもくもくと保存食を作る時間、好きだな~。
今回作ったイチゴジャムがなくなってつぎに作るときには
夜中に煮よう、魔女のようにお鍋をかき回そう。