75回目の8月15日もいつもとおなじように終わりました。
朝起きて
家族がそれぞれ「おはよ~」とリビングに集い
旦那氏は出勤
息子たちは自室でのんびり
私はといえば日がな一日、映画を観たり本を読んだり
そして夜になればお疲れ~の乾杯とごはん。
夕食後はまたそれぞれが寝るまでの時間を好きに過ごす。
いつもの平凡な1日の風景。
けれどもこの平凡な日を過ごせたことがどれほどありがたいことか・・・。
75年前のおなじ日。
長い長い戦争がようやく終わったあの日。
戦争が終わってほっとした?くやしかった?悲しかった?喜んだ?泣いた?笑った?
戦争を知らない子供たちである私には想像すらもできません。
ただもしも・・・
もしもまた戦争が起こるようなことがあったら
私は息子たちをだれにも殺されたくはないし
息子たちにだれかを殺してほしくはない。
そんなことをいえる時代ではなかったと知ってはいるけれど
いえないままに永遠の別れとなったであろう
数えきれない親と子を思うと言葉をみつけらません。
今ここに生きている地球上のすべての人は
戦争を生き抜いた人の子孫という事実は
流れていく時間の前で日々薄れていくような気がします。
世界に目を向ければいまこの瞬間も戦争をしている国があります。
だからこそ8月15日の意味を
戦争はダメだと声にだせる意味を
忘れずに息子たちや(そして孫たちへ)伝えていこうとあらためて思うのでした。
2020年8月15日 黙とう