酷暑・豪雨・台風・地震・・・
2018年。
「記録的な」とか「観測史上初」とか「今まで経験したことがない」とかの気候ばかり。
西日本を中心とした豪雨に、台風の被害に、北海道の地震に。
それこそ日本のあちらこちらで昨日まであった日常を奪われてしまった方がいる現実。
日常どころか命を奪われてしまった方も。
災害大国・日本とはよく言われますが本当に日本中どこでも絶対安全なんて地はないのでしょうね。
今はただただ被災された皆様の心身の負担や不安が少しでもなくなることを願うばかりです。
地震、牛への影響
一昨日ニュースで地震に遭われた酪農家の方が取り上げられていました。
画面にはダブダブと捨てられていく真っ白な牛乳。
そして「牛が命がけで作っている牛乳を捨てるのはとてもつらいです。」と話されていました。
牛は1日でも搾乳しないと乳房が炎症を起こしたりして体調不良になってしまうそうです。
そこで搾乳を行う訳ですが、絞った牛乳を保存・殺菌するタンクなどの器具が地震で破損していたり故障していたりするためにやむを得ずせっかくの牛乳を廃棄しています。
また牛乳の生産量が落ちることで牛乳から作られるチーズやバターなどの乳製品の生産にも大きく影響が出るとか。
そもそも牛はとてもデリケートな生き物で、食べ物・飲み物・体調などが牛乳の味に反映されます。(この辺の牛知識は愛読書である荒川弘さんの「百姓貴族」を参考にさせていただいてます)
地震が起これば牛だって人間同様に恐れもするしストレスから体調も崩れてしまうのです。
そうでなくても農業者の高齢化や跡継ぎ不足・離農などで年々牛乳の生産量は減ってきています。
加えて酷暑や地震の影響で牛乳の生産量は今後さらに減ることが予想されるとか。
大切にありがたくいただかないと申し訳ないです、牛のお母さんたちに。
とここまで書いておいてなんですがたぶん我が家の牛乳消費量は低い・・・。
というのも飲むよりもお料理で使うことの方が多いからです。
ホットケーキ作ろうとか、グラタンやシチュー作ろう、という時に使うぐらい。
しかもお料理に使った後に中途半端に残ってしまった牛乳を冷蔵庫の中でダメにしてしまったことも1度や2度ではない。
わ~っ。
ごめんなさい。
さも牛乳大好きみたいな立ち位置で書いてしまって。
これからの季節、牛乳を使ったお料理の出番が増える時期です。
今まで以上に大切に最後の一滴まで牛乳を使おう、と決意を新たにしています。
牛乳だけではないよ
今回は牛乳にスポットをあてましたが、一連の災害で影響を受けている農産物はそれこそたくさんありますよね。
果実、野菜、卵、食肉、魚、それらの加工品・・・。
食事とは他者の命をいただくこと。
本当にありがたくお料理して美味しくいただかないとばちがきっと絶対にいつかあたりまするぞ。
育ててくれた人、運んでくれた人、それらを買うお金を稼いでくれる人、お料理する人etc.皆々様に感謝をしつつごはんを作って食べようっと。
本日のお言葉
牛の瞳ってなんでだかいつも切なげ